NEWS|2022年10月からニッカウヰスキーのシングルモルト余市・宮城峡などが価格改定!
各メーカーから終売・休売などが発表されるなか、ニッカウヰスキー(アサヒビール)からは価格改定が発表されました。
対象となるのは、2022年10月1日の出荷分からです。
ニッカウヰスキーファンの方には必見情報です。
ぜひ、次回ウイスキーを購入する際のご参考にしてください。
価格改定の対象となるニッカウヰスキーは?
下記の2種類が発表されています。
- シングルモルト余市
→希望小売価格:7%UP
※700mlで4200円(税別)→4700円(税別) - シングルモルト宮城峡
→希望小売価格:7%UP
※700mlで4,200円(税別)→4,700円(税別)
上記はメーカー側が販売する店舗や会社に向けて出している希望小売価格、つまり参考価格なので各場所によって価格は変わります。
そのため、今後の値段については購入元に確認するのがベストでしょう。
シングルモルト余市
余市蒸溜所は、ウヰスキーの本場スコットランドと気候が似ていることで知られています。
ニッカウウヰスキー創業者 竹鶴政孝氏は、創業当時から伝統的なスコッチウイスキーの製造方法を積極的に取り入れ、今でも石炭直下焚で蒸溜する程こだわり抜かれた蒸溜所です。
余市蒸溜所で作られるウヰスキーをスコッチで表現すると、『ハイランド』や『キャンベルタウン』に似ていると言われています。
シングルモルト余市はノンエイジですが、蒸溜所の特長である力強いピーティーさをシッカリと楽しめます。
種類 | シングルモルト(ジャパニーズ・ウイスキー) |
容量・アルコール度数 | 容量:700ml(アルコール度数45%) |
所有者(製造元) | ニッカウヰスキー(余市蒸溜所) |
味わい・香り | 【味わい】 ・力強いスモーキーさ ・ピーティーなこく ・胡椒のようなスパイシーさ ・潮気を感じさせるピーティーさ 【香り】 ・ウッディー ・リッチな重厚感 ・ピーティーでスモーキー |
シングルモルト宮城峡
竹鶴政孝 氏が2番目に建設した蒸溜所が宮城峡蒸溜所です。
周囲の環境は、余市蒸溜所と同様にスコットランドの気候によく似ています。
宮城峡で作られるウヰスキーをスコッチで表現すると、『ローランド』や『スペイサイド』のタイプに近いと言われています。
シングルモルト宮城峡はノンエイジですが、蒸溜所の特長であるバランスが良いフルーティーな華やかさが楽しめます。
種類 | シングルモルト |
容量・アルコール度数 | 容量:700ml(アルコール度数45%) |
所有者(製造元) | ニッカウヰスキー(宮城峡蒸溜所) |
味わい・香り | 【味わい】 ・水々しい林檎や洋梨といったフルーティーさ ・バニラや紅茶のような上品なスウィートさ 【香り】 ・フルーティ ・甘いフローラル感 ・シェリー樽由来の香り ・ウッディーさ |
価格改定の理由は?
ウイスキーの原材料に使用される穀物や包装資材などが、原油価格の高騰や国際情勢の混乱によって、継続してコスト上昇していることが原因だと発表されました。
もちろんアサヒビールは、生産や物流にかかるコスト削減に取り組んでいるものの、将来的な安定供給を目的に各メーカー同様に今回やむ得ない決断だったようです。
実は今回のお伝えしたウイスキー以外にも、ビール類・RTD・その他樽詰酒類・ノンアルなどが幅広く対象になります。
最後に
今回メーカーからの発表で、まだ入手しやすかったシングルモルト余市・宮城峡ですが、今後一時的な品薄になるか、もしくは現状と変わらない状況で購入ができるかは不明ですが、安定的な供給になることを願うばかりです。
(※オンラインショップは、今回ご紹介した2本は元々アップしていますが、こちらも今後上がるのではないかと推測されます。)