【オススメのスコッチ】リンドーズ シングルモルト MCDXCIV(1494) |スコッチウイスキー最古の記録をもつ始まりの場所で作られた1本!
今回は『スコッチ始まりの地』リンドーズ アビー蒸溜所のシングルモルトをご紹介します。
リンドーズ アビー蒸溜所は、スコッチウイスキー最古の記録で登場する、修道士ジョン・コーが所属していた修道院跡地として有名ですね。
今回ご紹介する『リンドーズ シングルモルトMCDXCIV』は、2017年に創業して以来初めてリリースした記念すべき1本です。
日本国内で入荷する本数は、わずか3,000本と多くはない数なので、ぜひご興味がある方はお早めに次回購入するリストに加えてください。
- エレガントでフルーティーな味わのウイスキーが好きな方
- ウイスキーコンペで受賞したスコッチを探している方
(※ IWSC2022で98点獲得、SWSC2022でダブルゴールドを受賞) - 話題性あるスコットランドの蒸溜所が作るウイスキーを集めている
- ノンチルフィルター
- ローランドのウイスキーが好きな方
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【レビュー】『リンドーズ シングルモルト MCDXCIV(1494)』をご紹介
【特長】原酒の詳細
『リンドーズ シングルモルト MCDXCIV(1494)』には、3種類の原酒で構成されています。
- 1stフィル バーボン樽熟成原酒
- 1stフィル オロロソシェリー樽熟成原酒
- STR樽熟成原酒(ウイスキー業界の重鎮だった故 ジム・スワン博士が開発)
上記3種類の中で、今回注目すべきなのは3番目『STR樽』で熟成された原酒です。
ジム・スワン博士が開発した『STR樽』とは?
STRと呼ばれる熟成樽の処理は、カバラン蒸溜所の試験所で新しく生まれた、赤ワイン樽を再利用する際の手法です。
(※S=シェービング、T=トースティング、R=リチャーリングの略)
- 【S】=シェービング工程
まずは樽の内側を削り取り、好ましくない風味などの原因を取り除きます。
また、素のワイン樽要素が原酒に追加されます。 - 【T】=トースティング工程
次に、表面を焼きます。
焼くことで、バニリンと呼ばれる成分量が変化しバニラ香や、フルーティーな香りを引き出していきます。 - 【R】=リチャーリング工程
強火で焦がします。
そうすることで、カラメルやチョコレートといった、より複雑なフレーバーが表面化します。
【評価】味わい・香り
種類 | シングルモルト スコッチウイスキー |
容量・アルコール度数 | 容量:700ml(アルコール度数46%) |
所有者(製造元) | リンドーズ アビー蒸溜所 |
香り | ・蜂蜜 ・バニラ香 ・洋梨 ・オレンジピール(柑橘) |
味わい | 【含んだ瞬間】 蜂蜜やバニラの優しい香りが広がり、口当たりは非常にクリーミーで心地良く感じます。 【中盤】 徐々に洋梨のような爽やかさ、オレンジピールのような柑橘系のフルーティーな香りが追いかけてきます。 【飲んだ後】 余韻はスパイシーな印象で、微かに甘味や苦味が残ります。 |
何料理に合う? | サッパリとした料理(ガッツリ系よりは)、お寿司、スウィーツ、ドライフルーツ |
初心者向け | 喉ごしが非常に滑らかで、アルコールの辛さなどは全くありません。 初心者の方でも比較的抵抗感はないでしょう。 |
総合評価 |
ぜひお試しください
【飲み方】『リンドーズ シングルモルト MCDXCIV(1494)』のtasting note
今回試してみた飲み方は、『ストレート』『ハーフロック』『ハイボール』の3種類です。
ストレートの場合
蜂蜜やバニラの優しい香りが広がり、口当たりは非常にクリーミーで心地良く感じます。
フルーティーさが前面に出た後から、オレンジピールのような上品なほろ苦さがきます。
ストレートで感じやすいアルコールの辛味は、全くありません。
ロックの場合
口に含んだ瞬間、蜂蜜やフルーティーな甘い香りが目立ちました。
ストレートに比べ、ほろ苦いオレンジピール感を中盤に強く感じます。
余韻はサッパリとし、スッとなくなる印象でした。
ハイボールの場合
ハイボールにしても、甘みや香りは損なわれません。
しっかりと、個性を残しながらサッパリと楽しめる印象でした。
ぜひ、まずはストレート、そしてロックやハイボール……といった流れで順を追って個性を楽しんでもらいたいです。
【概要】『リンドーズアビー蒸留所』について
リンドーズ アビー蒸溜所は、蒸溜酒の最古の記録と関係しているスコッチ始まりの地『リンドーズ修道院跡地』に、2017年頃に建設された蒸溜所です。
蒸留酒の最古の記録と言えば、1494年にスコットランド王室財務係の文献に残された「修道院ジョン・コーに8ボルのモルトを与えアクアヴィテ…….」ですよね。
そうなんです!
修道士ジョン・コーが当時所属していたと言われているのが、このリンドーズ修道院だったんです。
ウイスキーの歴史と深い繋がりのある地に蒸溜所を建設することになり、500年以上ぶりに考古学的に興味深い発見もいくつもあったそうです。
ウイスキー愛好家からは、「スコッチ始まりの地」「スコッチの心の故郷」など精神的な主柱としても、また歴史的な側面からも注目されています。
【おつまみ】『リンドーズ シングルモルト MCDXCIV(1494)』に合わせた家飲みメニューとは?
今回、食事では『塩味の焼き鳥 各種』『柿の葉寿司』、スイーツは『バームクーヘン』をチョイスしました。
リンドーズ シングルモルトは、フルーティーでまろやかな味わいが特徴的なので、ニンニクガッツリ系のおつまみ料理よりは、塩味で肉の旨味をサッパリと楽しめるメニューの方がウイスキーを邪魔しません。
そのため、吟味したのが上記のメニューでした。
中でも意外だったのが、柿の葉寿司との相性の良さです。
フルーティーなウイスキーの味わいと、柿の葉の風味がするほんのりと優しい甘さのすし飯が、想像以上にマリアージュしぜひ皆さんも合わせてみて欲しい組み合わせでした。
バームクーヘンとリンドーズシングルモルトの組み合わせは、安心・安定の相乗効果でフルーティーさがグッとアップする印象です。
じっくりオツマミ料理と楽しむのもいいですが、スイーツ向きのウイスキーだとも言えます。
\ぜひお試しください/