【新蒸溜所】山形県 庄内(遊佐)から新たに『月光川蒸溜所』が誕生!|純米大吟醸に追求する楯の川酒造のウイスキー事業(2023年秋から開始)
今回は日本酒で有名な楯の川酒造株式会社が運営する月光川蒸溜所をご紹介します。
先日2月10日にサイトがオープンし、ロゴも発表されたばかりですね。
月光川蒸溜所は、2023年秋から蒸留を開始する予定です。
まだまだウイスキーの発売は数年は先になりますが、ぜひ今後の参考にしてください。
総合酒類カンパニーを目指す『楯の川酒造』が運営する月光川蒸溜所
月光川蒸溜所を運営する楯の川酒造は、1832年に創業した山形で初めての純米大吟醸を醸す蔵元です。
日本酒で有名なのは、蔵の名を冠した『楯野川』で全量純米大吟醸と、日本酒最高の分類に特化していることで有名ですね。
実は日本酒だけでなくリキュールやマッコリ、梅酒までバラエティー豊かなラインナップを展開し、世界的なロックバンドとコラボした日本酒を販売するなど革新的な取り組みを行なっています。
このラインナップから分かる通り、楯の川酒造は伝統を受け継ぎながら、総合酒類カンパニーを目指しおり、新たなステップとして『月光川蒸溜所』のオープンに至ったそうです。
山と川と海の庄内産ウイスキーで、世界のトップを目指す月光川蒸溜所
所在地 | 山形県飽海郡遊佐町吹浦地区 |
運営 | 月光川蒸溜所 株式会社(楯の川酒造 株式会社) |
創業・生産開始 | 2023年(2023年秋9月頃から蒸留開始予定) |
製品 | ウイスキー |
URL | https://gakkogawa.com |
月光川蒸溜所があるのは、山形県の山(鳥海山)・川(月光川)・海(日本海)に囲まれた庄内です。
蒸溜所の麓にある月光川は、建設場所の決め手となったポイントだと言われていますね。
月光川の地下水に流れる鳥海山の伏流水は、ウイスキー作りに適した澄み通るきめ細やかな軟水で、水の郷百選にも選ばれています。
また地域の気候はシーズンによって寒暖差が大きく、日本海沿岸の冷涼な空気と湿度をもつ地域です。
日本酒では精米歩合50%以下の純米大吟醸に力を入れ、職人の技術と経験を手仕事で長年培ってきました。
追求し磨き続けた日本酒の経験を新事業のウイスキー造りに注ぎ込んでいきます。
公式サイトについて
月光川を連想させる上質な美しい水のイメージが伝わるよう、不要なものは削り取られ精錬されたデザインとなっています。
特に『月光川ウイスキーとは』を説明している箇所は、蒸溜所を囲む環境をダイレクトに見る人に伝えた写真が使用され、今後発売されるウイスキーのイメージを見て取れます。
また、ロゴデザインも有名な書家の寺島響水氏が筆をとり、デザインについては世界的なグラフィックデザイナーの木住野彰悟氏が手がけたそうです。
月光川蒸溜所のウイスキー販売スケジュールについて(予定)
今後の展開については、世界の代表となるウイスキーを目指すためにも、積極的に海外を視野に入れた事業展開を行なっていくと言われています。
生産量に関しては、現状まだ公表されていませんが少量生産のようです。
- 2024年頃:ブレンデッドウイスキー
- 2027年頃:シングルモルトウイスキー
公式Facebookにて発表(※ 2022年6月の情報)
今後の月光蒸溜所に期待!
日本酒造りで培ってきたノウハウと技術をもちいて、新たなウイスキー作りに挑戦する月光川蒸溜所の今後の活躍に注目です。
早くも来年にブレンデッドウイスキーを発売予定ですが、どんな原酒で構成されるかはまだ発表されていません。
こちらの情報を含めて、動きがあり次第発信していきます。