【オススメの日本ウイスキー】富士御殿場蒸溜所の『キリン陸PURE&MELLOW』|グレーン寄りでライトな飲み口の家飲みブレンデッドウイスキー
2020年5月19日に新発売した『キリン陸PURE&MELLOW』をご紹介します。
輸入したグレーンと、今注目されている富士御殿場蒸溜所の原酒をブレンドした、新発売のウイスキーですね。
グレーンを主体に構成されたウイスキーなので、モルトの風味とグレーンのコクを合わせてバランスよく楽しめる『陸 PURE&MELLOW』をご紹介します。
価格は1,000円代で購入できる低コスパのウイスキーなので、ぜひ次回購入するウイスキーリストに加えてください。
『キリン陸PURE&MELLOW』を製造している富士御殿場蒸溜所のご紹介
マスター蔵本
『陸』を作った富士御殿場蒸溜所は、1972年にキリンビールとシーグラムとシーバスブラザーズの3社が合併し造られた『キリン・シーグラム社』が1973年に設立した蒸溜所です。
現在、『キリン・シーグラム社』はキリンビールと統合され、2002年に『キリンディスティラー株式会社』となっていますね。
蒸溜所内の設備は、合併したシーグラムとシーバスブラザーズのノウハウが活かされています。
富士御殿場蒸溜所は、合併された2社の技術を駆使し造られるグレーンウイスキーと、モルトウイスキーを造る複合蒸溜所として運営され、多彩な原酒が造らる珍しい施設として現在注目されている蒸溜所です。
そして富士御殿場蒸溜所では、3種類のグレーンウイスキーが製造されてるのも注目されています。
- マルチカラム蒸留器で製造される『ライト』タイプ
- ケルト蒸留器で製造される『ミディアム』タイプ
- ダブラー蒸留器で製造される『ヘビー』タイプ
ということは、今回の『キリン陸PURE&MELLOW』にも盛り込まれているんですね!
『キリン陸PURE&MELLOW』をご紹介
『キリン陸PURE&MELLOW』は、富士御殿場蒸溜所自慢のグレーンウイスキーを元に設計されており、モルト原酒が使われている比率は少量と言われています。
柔らかな飲み口のグレーンウイスキーの自然な香りが楽しめるように、ノンチルフィルタード製法を採用しています。
ラベルは白ベースで、とてもシンプルなデザインです。
珍しいポイントは、ラベルの側面に英字で『ハイボール以外でも、色々な飲み方を楽しんでください。』といった勧め方や、ウイスキー割り方が記載されています。
『キリン陸PURE&MELLOW』は、キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所の特徴がギッシリと詰まったウイスキーです。
【評価】『キリン陸PURE&MELLOW』の味わい・香り
概要 | 詳細 |
---|---|
種類 | ブレンデッドウイスキー |
容量・アルコール度数 | 容量:500ml(アルコール度数 50%) |
所有者(製造元) | キリン・ディスティラー社(富士御殿場蒸溜所) |
香り | ・オレンジのような柑橘系の香り ・ほのかにバニラのような甘い香り ・ほのかに華やかでフルーティーな香り |
味わい | 【含んだ瞬間】 ほのかにオレンジやバニラなどの香りと、グレーンらしい風味が広がる。 【中盤】 アルコールの円やかさが広がる。若干バーボンのような風味も感じる。 【飲んだ後】 スムースな余韻で締め括られる。 |
何料理に合う? | 基本的にどんな料理にも合わせやすいウイスキーです。 |
初心者向け | ハイボールでも、水割りでも、ライトに楽しめるウイスキーなので、初心者の方にオススメです。 |
総合評価 |
ウッディー感をより味わいたい場合は、ハイボールで加水すると若干ライトにウッド感が高まります。
ぜひお試しください
【飲み方】『キリン陸PURE&MELLOW』のtasting note
『陸 PURE&MELLOW』で今回試してみた飲み方は、『ストレート』『ハイボール』の2種類です。
ストレートの場合
アルコールが50%と、一般的なものより高いため、ダイレクトに刺激的なアルコールの力強さを感じます。
また、バニラのような甘みも強く感じます。
(※アルコールがキツイのが苦手な場合は、ハイボールがオススメです。)
ハイボールの場合
実施した割り方は、ウイスキー2:炭酸水5です。
上記でお伝えした通り、炭酸水を入れたことでウッディー感が若干高まり、さらに爽快なキレのある風味に変わります。
普段の家飲みとして、ライトに楽しめる印象でした。
グレーンよりなウイスキーなので、味わいは重厚ではなく比較的ライトな印象です。
『キリン陸PURE&MELLOW』は、価格面でもその味わいでも、自由に楽しみやすいウイスキーに仕上がっています。
\ぜひお試しください/