【オススメのフレンチウイスキー】バスティーユ1789|フランスコニャック地方で初のブレンデッド・ウイスキー
今回はフランス産のウイスキー『バスティーユ1789』をご紹介します。
フランスのコニャック地方で、ブランデーやスピリッツを作るDacourt(ドクール)家が造る革命的なフレンチウイスキーです。
ぜひ、最後まで読んでいただき『バスティーユ1789』を次回に購入するウイスキーリストに加えてください。
バスティーユ1789の蒸溜所を運営するDacourt(ドクール)家の蒸溜所をご紹介
Dacourt(ドクール)家は、コニャック地方でブドウ園と蒸留所を所有している一族ですね。
現在Dacourt(ドクール)蒸溜所は、Dacourt(ドクール)家の3代目であるエドワード・ドクール氏と兄のジャンマルク氏、甥のブランドマネージャー兼マスターディレクターのチャールズ氏と共にコニャック以外にもスピリッツを製造しています。
コニャック造りを行っていたこともあり、『バスティーユ1789』はそのノウハウが詰まった新たなウイスキーに仕上がっています。
もちろん使用されている原材料なども、フランス産を使用するなどのこだわりがあります。
また『バスティーユ1789』の語源は、伝統的なフランスから誕生したフランス(コニャック地方)らしさを兼ね備えた新たなウイスキーとして、1789年にバスティーユから起ったフランス革命に因み命名されたそうです。
『バスティーユ1789』をご紹介
『バスティーユ1789』は、フランス北東部で栽培された最高品質のモルトとグレーンが原材料です。
またボトリングで使用している水は、石灰岩で濾過された天然水石(硬水)を使用しています。
『バスティーユ1789』の蒸留器の特徴
蒸留方法は、コニャックを製造していることもあり、伝統的なブランデーの蒸留に使用する単式蒸留器の『シャラント式アランビック(Alambic charentais)』で行っています。
ウイスキーの蒸留器にも、アランビッグと呼ばれる型がありますが、フランスで『アランビッグ』と言えばコニャックの蒸留器を指すそうです。
『バスティーユ1789』の樽の特徴
『バスティーユ1789』の原酒は、リムジンの語源にもなったリムザン地方のリムザンオーク樽・コニャック樽・ソーテルヌワイン樽などで熟成されています。
リムザンオーク樽は、コニャックの製造に用いられる樽です。
最も高級な樫樽の一種で、木目が荒いためウイスキーが熟成される時に、充分にウイスキーの原酒(スピリッツ)が木に浸透することで、ウイスキーの深い味わいのポイントとなるタンニンが充分に引き出されます。
また、コニャック樽やソーテルヌワイン樽も使用したことで、『バスティーユ1789』のウイスキーには仄かにダークチョコレートやサクランボのような香りと、爽やかなフルーティーさがまとっています。
『バスティーユ1789』の味わいと風味
『バスティーユ1789』は、2013年にNew York International Spirits CompetitionでWhisky of the Yearを獲得しています。
飲んだ瞬間に感じるフルーティーな香りとブドウの風味、ライトな飲み心地に驚きました。
フドウのような風味を感じるのは、『バスティーユ1789』が目指すフランスらしさをもつウイスキー造りによるところでしょう。
概要 | 詳細 |
---|---|
種類 | ブレンデッドウイスキー(フレンチウイスキー) |
容量・アルコール度数 | 容量:750ml(アルコール度数40%) |
所有者(製造元) | Dacourt(ドクール)蒸溜所 |
香り | ・甘い完熟したサクランボやベリーの香り ・洋梨のような爽やかなシトラス感を感じる ・ワインのような芳醇なブドウの香り ・ほのかにウイスキーらしいモルトの香り |
味わい | 【含んだ瞬間】 フワッと様々なフルーツを思わせるような甘い香りと、ワインのような芳醇な香りが口の中で広がります。 【中盤】 若干バニラのような甘みとまろやかさを感じます。 【飲んだ後】 クセのないスッキリした余韻です。 |
何料理に合う? | クセの無いライトな飲み心地ウイスキーなので、肉料理・野菜料理・魚料理など、何でも併せやすいです。 また、チョコレートなどのデザートと一緒に楽しむのもオススメ。 |
初心者向け | フルーティーな香り高いウイスキーで、クセも少ないため初心者の方にもオススメです。 |
総合評価 |
香りも味わいも、女性的な柔らかな印象のウイスキーでした。
『バスティーユ1789』は、ウイスキーを飲み慣れていない方にも、おすすめしたい1本です。
\ぜひお試しください/
【飲み方】『バスティース1789』のtasting note
今回試してみた飲み方は、『ストレート』『ハーフロック』『ハイボール』の3種類です。
ストレートの場合
加水しない飲み方ですが、『バスティーユ1789』がもつフルーティな香りが目立ちました。
また、アルコール感がストレートなので強いですが、非常に滑らかな口当たりを味わえます。
また、余韻はストレートでもスッキリとした印象です。
ハーフロックの場合
ストレートに比べ、よりフルーティーな香りが目立ちます。
そしてハーフロック(ロック)の飲み方の醍醐味である、時間が経つごとに感じる味わいの変化が非常に楽しめました。
ハイボールの場合
炭酸を加えることで、『バスティーユ1789』が元々もつライトで女性的な飲み心地が更に軽くなる印象でした。
ウイスキーを飲み慣れていない方は、おすすめの飲み方です。
ウイスキーを飲み慣れている方、少しヘビーなウイスキーが好きな方は、ハイボールよりも『ストレート』『ハーフロック』などがオススメです。
【おつまみ】『バスティース1789』に合わせたメニューとは?
今回『バスティーユ1789』に併せたのは、低音調理したタンのユッケにアボガドをミックスした黄身のせ韓国風おつまみ(飲み方はハーフロック)です。
タンユッケ・アボガドミックスは、バスティーユ1789をハーフロックにしたこともあり、フルーティーさとスッキリした飲み心地が、肉の凝縮された旨味を引き出してくれました。
お肉との相性が非常に良いです。
よく、ワインと赤身肉は相性が良いとされています。
このバスティーユ1789も同様に、ワインのようなブドウの風味・フルーティーな香りに併せ、ウイスキーらしいモルトの香りが肉との相性を良くしています。
おつまみ料理と併せる時も、飲み方はハーフロック、もしくはストレートがオススメです。
(※ウイスキーを飲み慣れている人には)
ハイボールにすると、料理の味付けによってはバスティーユ1789の香りが負けてしまう可能性があります。
今回は肉料理ですが、アクアパッツァなどの魚料理や、ケーキやチョコといったデザートとも今後併せていきたいです。
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野菜本来の旨味が濃くて凄く美味しいですよ!
フレンチウイスキー『バスティーユ1789』はこんな人におすすめ!
『バスティーユ1789』は、こんな人におすすめです。
- フランス産のウイスキーを飲んでみたい人
- 女性的な香と味わいが柔らかな印象のウイスキーを探している人
- ライトな飲み心地が好きな人
- フルーティーな香りのウイスキーが好きな人
- 受賞経歴があるウイスキーを探している人
上記の方以外にも、ぜひ飲んでいただきたいウイスキーです。
非常繊細で飲みやすく、本格的にウイスキーを楽しみはじめた人にもオススメの1本です。
世界の5大ウイスキー以外にも、最近では台湾やインドをはじめ、ニューワールドウイスキーが登場しています。
フランスのウイスキーは、まだ日本では知らない方が多いですが、今後注目されること間違いありません。
この『バスティーユ1789』は、2013年にNew York International Spirits CompetitionでWhisky of the Yearを獲得した実力派のウイスキーです。
まだ飲んでいない方は、ぜひ遅れを取らないよう試してみてください。
\ぜひお試しください/