【オススメの日本ウイスキー】マルス信州蒸溜所『マルスウイスキー3&7』|1,000円台で購入ができるコスパ最強のハイボールにオススメの家飲みブレンデッドウイスキー!
今回はなんと1,000円台で購入ができる、家飲みでコスパが最強のウイスキーを探している方にオススメの『マルスウイスキー3&7』です。
マルスウイスキーといえば、ニッカ酒造の創業者 竹鶴政孝氏と深い繋がりをもっていた岩井喜一郎 氏が尽力しつくりあげたウイスキーブランドですね。
今回はブレンデッドウイスキー『マルスウイスキー3&7』のレビューにあわせて、本坊酒造マルス信州蒸溜所についてもご紹介します。
ハイボールにおすすめで、かつ家飲みでコスパのウイスキーですので、ぜひ次回購入するリストに加えてください。
ハイボールにオススメの『マルスウイスキー3&7』をご紹介
なんといっても『マルスウイスキー3&7』は、千円台で購入ができるコスパの良さと、誰でも飲みやすい味わいが特徴です。
それにしても変わった品名ですね。
【特長】『マルスウイスキー3&7』の商品名の由来は原酒の年数
- 3→3年以上熟成させたグレーンウイスキーのこと
- 7→7年以上熟成させたモルトウイスキーのこと
つまり『3&7』は、使用している原酒の熟成年数の目安を表記しているということです。
【評価】『マルスウイスキー3&7』の味わい・香り
『マルスウイスキー3&7』は、スッキリとした樽香が楽しめ、スモーキーさ・バニラ香などの甘さ・深いコクなどは全くないので、全体的にサッパリと楽しめる印象でした。
そのため、ハイボールにオススメです。
種類 | ブレンデッド ウイスキー |
---|---|
容量・アルコール度数 | 容量:720ml(アルコール度数40%) |
所有者(製造元) | マルス信州蒸溜所(本坊酒造) |
香り | ・ウッディーな樽香 |
味わい | 【含んだ瞬間】 ホワイトオーク由来のウッディーな香りが柔らかく広がり、アルコール感がしっかりします。 【中盤】 スモーキーさ・甘さ・フルーティーさ・華やかさなどはなく、透き通るようなクリアな感覚。 【飲んだ後】 余韻はサッパリとしてドライな印象です。 |
何料理に合う? | 非常にさっぱりしているので、思い切り氷をグラスに盛った上でハイボールにし、ニンニクが効いたガッツリ系の料理と気軽に楽しむのがオススメです。 |
初心者向け | 非常に飲みやすいウイスキーなので、初心者の方も気軽に楽しめるでしょう。 |
総合評価 |
家飲みのウイスキーとして1,000円台で購入ができるので、気軽な食中酒のウイスキーを探している方にオススメの1本です。
ぜひお試しください
概要|『本坊酒造 マルス信州蒸溜所』について
上記でお伝えした通りマルス信州蒸溜所を運営する本坊酒造は、なんと明治5年(1872年)に鹿児島で創業した、焼酎の製造会社でした。
なるほど。
元々蒸溜酒を製造していたんですね。
あれ?では…ウイスキーの製造のキッカケや、岩井喜一郎 氏の登場はいつだったんでしょうか?
では、順をおってご紹介しますね。
マルスウイスキー ブランドの誕生に貢献した岩井喜一郎 氏と竹鶴政孝 氏の繋がりとは?
実は、岩井喜一郎 氏が本坊酒造に入ったのが1945年です。
それ以前に岩井氏が在籍していたのが、摂津酒造でした。
摂津酒造と言えば、ニッカウヰスキー創業者 竹鶴政孝 氏が、スコットランドへ留学するキッカケを作った会社ですよね。
岩井喜一郎 氏は摂津酒造(旧 合資会社摂津酒精醸造所)で当時、1回の蒸留で95%のアルコール精製ができる連続式蒸留機、のちに岩井式連続蒸留機を開発していました。
その甲斐あって、1902年(明治42年)に摂津酒造では国内のどの会社よりも先だって甲類焼酎を発売することに成功します。
その3年後に、岩井 氏と同じ高校の後輩だった竹鶴政孝 氏は、岩井氏を頼って摂津酒造へ入社したそうです。
それで2人は出会ったんですね。
竹鶴 氏のスコットランド留学へ送り出したのは岩井氏
摂津酒造の社長と当時常務だった岩井氏は、日本にも本格的なウイスキーの波が来ることを予期し、竹鶴政孝氏をスコットランドへ留学させました。
無事留学を終えた竹鶴政孝氏が帰国し、岩井氏に報告書として提出したのが『竹鶴ノート(ウイスキー実習報告書)』です。
その後、第一次世界大戦後の不況で摂津酒造は、ウイスキー製造計画をやむ終えず中断し1922年に竹鶴政孝氏は退職し、岩井氏とは別々の道へ進んでいきます。
本坊酒造と岩井氏の出会い
岩井氏は、摂津酒造に在籍しながら大阪帝国大学で教鞭を取っており、そこで本坊酒造の(のちの会長となる)本坊蔵吉 氏が師事し繋がりが生まれます。
その後めでたく本坊蔵吉 氏は岩井氏の娘と結婚し、1937年に岩井氏は摂津酒造を退任後、本坊酒造の顧問へ就任しました。
\話は本坊酒造へ戻ります/
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本坊酒造(株)の顧問へ就任した岩井 氏
岩井氏が晴れて本坊酒造に入った後、1949年にウイスキー製造免許を取得します。
竹鶴政孝 氏の背中を押しただけあり、岩井氏も同じように「本物のウイスキーを造る」ことを目標にしていたそうです。
(ウイスキーの製造は、当時は鹿児島の工場で行っていました。)
その後1960年、摂津酒造時代に竹鶴政孝氏から受け取った『竹鶴ノート』を基にしながら山梨に工場を建設します。
岩井氏と竹鶴氏の繋がりがあったからこそ、当時の本場スコットランドの技術が詰め込まれたんですね。
そうですね。
残念ながら岩井氏は1965年に逝去します。
岩井氏の想いを引き継ぎ、よりウイスキー造り適した本格的な拠点として、長野県 中央アルプス駒ヶ岳山麓に『マルス信州蒸溜所』を建設しました。
なんとマルス信州蒸溜所は、標高798mの所にあり、適度な湿度を保ち自然豊かな澄んだ環境と、そこで育まれる良質な軟水があり、ウイスキー造りにはまさに最適な条件の地域にあります。
そこで作られるマルスウイスキーのラインナップは、家飲みで気軽に楽しめる1,000円台〜1万円以上まで幅広く取り揃えられています。
【おつまみ】『マルスウイスキー3&7』に合わせた家飲みメニューとは?
今回『マルスウイスキー3&7』のハイボールには、ニンニクをたっぷりと入れた『もつ鍋』を合わせました。
予想していた通り、アルコール感が強くウッディーな樽香が楽しめるドライな味わいなので、ガッツリとしたニンニク臭をサッパリと洗い流してくれます。
普段、角ハイボールや凛などサッパリ系のウイスキーでハイボールをしている方には、ぜひオススメしたい1本です。
また1,000円台で購入ができるリーズナブル感に比例した、気軽に家飲みでドンドン楽しめるウイスキーなので一度お試しください。
\ぜひお試しください/