【オススメのジン】ジャパニーズクラフトジン『季の美』|IWSC2018最高賞受賞した京都蒸溜所の傑作
京都初のジン専門『京都蒸溜所』が製造した『季の美』は、IWSC2018にてジン部門の最高賞「トロフィー」を受賞するほど、現在ジン愛好家から注目されています。
以前ご紹介したジャパニーズクラフトジン『六』と同様に、『季の美』は日本のボタニカルを数種類使用しているため、驚くほど色彩豊かな香り風味が特徴的なジンでした。
通称『IWSC(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション)』は、イギリスで開催されている酒類の品評会です。
世界各国から、選りすぐりで集められたワインやスピリッツにウイスキーなどが対象とされています。
今回はそんな京都の季の美をご紹介します。
価格とは1本4,000円台と、少々高めではありますが、一度飲むとその魅力の虜になるはずです。
ジャパニーズクラフトジン『季の美』をご紹介
『季の美』は、米から作られたスピリッツ・日本のそれも京都の素材をはじめとした11種類のボタニカルで作られています。
米から作られたライス・スピリッツ
お米だったんですね!
スピリッツを米から作ることで、まろやかで柔らかいスムーズな喉越しとなります。
ジャパニーズクラフトジンらしく、全体的に重要なスピリッツも米で作ることで、優しい土台となっていました。
11種類のボタニカル
そして重量な味・風味の要となる11種類のボタニカルは、「礎(ベース)」「柑(シトラス)」「凛(ハーバル)」「芳(フルーティー&フローラル)」「辛(スパイス)」「茶(ティー)」の6種類で分類されます。
季の美のボタニカルたち | |
---|---|
礎(ベース) | ジュニパーベリー・オリス・檜 |
柑(シトラス) | 柚子・レモン |
凛(ハーバル) | 山椒・木の芽 |
芳(フルーティー&フローラル) | 笹・赤紫蘇 |
辛(スパイス) | 生姜 |
茶(ティー) | 京都の玉露 |
一般的なジンの作り方は、ボタニカルをまとめて蒸留してしまいます。
しかし季の美は、京都蒸溜所の「雅」と呼ばれている、独特の製法で作られています。
特性によって別けられた6つの分類ごとに蒸留し、それぞれの香り味わいを最大限に引き出します。
出来上がった蒸留液は、それぞれの特長を活かした配合でブレンド(混和)し、京都伏見の伏見水で加水後後熟させて寝かせます。
11種類も入っているので、お互いが喧嘩しそうでしたが、雅製法とブランド技術によって見事に調和しているんですね!
ジャパニーズクラフトジン『季の美』tasting note1
全体的にライススピリッツを使用していることで、他のボタニカルとも相性が良く、更に舌触りが滑らかで角が全くありませんでした。
概要 | 詳細 |
---|---|
種類 | ジャパニーズクラフトジン |
容量・アルコール度数 | 容量:700ml(アルコール度数45%) |
製造 | 京都蒸溜所 |
香り | 11種類のボタニカルそれぞれの香りと風味が楽しめる。 柚子の柑橘系の香りがフワッと優しく広がる 山椒や赤紫蘇のフレッシュでスッキリとした香りが重なる |
味わい | 【含んだ瞬間】 柚子の何とも言えない香り高い甘さのある柑橘系が広がりながら、山椒や赤紫蘇のスッキリ感も感じる。 【中盤】 生姜のピリッとした風味がアクセントになりながら、ジュニパーベリーの風味がフワッと突き抜ける。 【飲んだ後】 最後に玉露の苦みが今までの味わいをまとめて、上品な余韻がほのかに残る。 |
何料理に合う? | 食中酒:和食、食後酒:お漬物 など |
初心者向け | ジンが苦手な方に、飲んでもらいたい銘柄です。 ジュニパーベリーの香りが苦手な方でも、日本由来のボタニカルのおかげで、全く別物になっています。 |
総合評価 | あまりの美味しさにMAXの5つ星となりました |
ジンが苦手な方は、ジンの素材ジュニパーベリーの風味に抵抗を感じる場合が多いです。
↓↓ですが↓↓
今回ご紹介したこの『季の美』は、ジュニパーベリーの風味はもちろんありますが、その他のボタニカルによって苦手な部分を巧みに調和し、非常にフルーティーな仕上がりになっています。
美味しいジンを飲んでみたい、苦手を克服したいとい方がジンを飲む際は、この『季の美』をお勧めしています。
ジンの概念が良い意味で崩れます!
【飲み方】ジャパニーズクラフトジン『季の美』のtasting note2
今回試してみた飲み方は、『ストレート』『ロック』『ハイボール(無糖の炭酸割)』の3種類です。
『ジントニック』にも挑戦しましたが、今回お勧めな飲み方の中からは省きます。
もちろん、季の美らしい芳醇な香りを楽しめて美味しかったです。
ですが、柚子の甘い柑橘系の風味が予想以上に作用したためか、トニックウォーターの甘味が凄く引きたったように感じました。
そのため、甘目がちょっと苦手な方には、季の美を割るなら無糖の炭酸割の方がお勧めでしょう。(これが省いた理由です)
↓↓↓では飲み方をご紹介↓↓↓
ストレートの場合
まるでデザートのように季の美の甘味や香りを堪能できます。
※原液をバニラアイスにかけるのもアリです。
ロックの場合
氷で徐々に加水するので、香りが引き立ち長時間ゆっくりと楽しめます。
まさに“香りが開く”とはこのことです。
食後酒としてオススメの飲み方でしょう。
ハイボール(無糖の炭酸割)の場合
炭酸と一緒にアクセントの生姜や、華やかな柚子の風味が引き立ちながら、その奥にジンワリと玉露や赤紫蘇の苦味を感じます。
ぜひ飲まれる方は、1.ストレート→2.ロック→3.炭酸割と、変化する3段階で楽しんでください。
ジンの概念が良い意味で崩れます!
【おつまみ】ジャパニーズクラフトジン『季の美』に合わせたメニューとは?
京つけもの・モリさんの、カブラの古漬けをあっさりと季の美に合わせました。
渋い!
ですが古漬けの風味と合いますね。
古漬けの酸味とカブラの苦味が、季の美のフルーティーさや芯のある苦味を、全く邪魔することなく非常によく合いました。
予想していた通り、季の美と合わせるオツマミは、漬物などのあっさりしたものの方が風味を邪魔することなく楽しめるようです。
お漬物は日持ちも良く、白ご飯とも合うので、オツマミとしてでなくても常備すると便利ですよ。
今回は古漬けにしましたが、通常の浅漬けなどともよく合うので、ぜひ季の美飲む予定の方はお漬物と合わせてください。
浅漬け・柴漬け・奈良漬などとも、季の美は相性が良かったです。
年4回定期的に、こだわり抜いた季節の野菜で作られたお漬物がふるさと納税で楽しめるようです。
京つけものモリさんは
\自然の味で美味/
\ぜひお試しください/