【おすすめのフレンチウイスキー】ベルクルーシングルモルト|フランスコニャック地方シャラントマリティムエリアから新たに発売!
今回は、フランスのブランデー有名なコニャック地方から登場した『ベルクルーシングルモルト』をご紹介します。
日本ではまだ知られていない、銘柄のフレンチウイスキーですね。
地元フランスの素材を最大限活かした、華やかで豊かな風味と重厚感を感じるフレンチウイスキーです。
まだフレンチウイスキーを飲んだことがない方はぜひ、『ベルクルーシングルモルト』を次回購入するウイスキを試してみてください。
ベルクルー蒸溜所をご紹介
フランスのコニャック地方シャラント-マリティムエリアに、ベルクルー蒸溜所はあります。
ベルクルー蒸溜所は、5世代にわたりワインやコニャックを製造してきた蒸溜所です。
現在は、その他ジンやリキュール、ウイスキーも製造しています。
ベルクルーシングルモルトの造り手
今回ご紹介する『ベルクルーシングルモルト』は、5代目フィリップ・ラクリー氏(Philip Laclie)によって生み出されました。
フィリップ・ラクリー氏は、2000年5月にそれまで家業で行ってきた事業とは別に、クラフトビールの醸造をはじめるなど、チャレンジャーな人物です。
因みにビールの売れ行きはよく、2年足らずで生産量を10倍にさせたそうです。
その後、フィリップ・ラクリー氏はアランビック蒸溜器のロールスロイスといわれるStupflerを購入し、2014年から新たにフレンチウイスキーに着手しました。
2018年に最初のボトルを販売し、年間50,000本を販売することを目標に、最大限地元の素材を用いてウイスキーの生産を続けているそうです。
現在、フィリップ・ラクリー氏は蒸溜所・醸造所の株主権マネージャーとして活躍しています。
『ベルクルーシングルモルト』をご紹介
『ベルクルーシングルモルト』は、できる限り自然の地元で確保できる素材で造るという考えのもと、フランス産のモルトを100%使用しています。
また今回のウイスキー以外にも、ベルクルーで造られるリキュールをはじめとするウォッカ、パスティスのバーベナ、アブサン、ブランデーなどの多くはオーガニックです。
それだけ、自然のモノへのこだわりが強いことが伺えます。
また、『ノンチルフィルタード製法』『ナチュラルカラー(無着色)』が採用されています。
『ベルクルーシングルモルト』の蒸留器の特徴
Lancement de la distillerie artisanale de Bercloux http://t.co/fPOouJh73V @WhiskyMagFrance @departement17 #whisky pic.twitter.com/qjQoWzaezb
— MiiMOSA (@MiiMOSA_fr) March 4, 2015
上記で少しご紹介しましたが、蒸留にはアランビック蒸留器のロールスロイスと例えられStupfler社製のStupflerアランビック蒸留器が使用されています。(※上記の写真)
Stupflerの内部は蜂の巣状になっているため、1回の蒸留で迅速かつ効率的に、最大限アルコールの不純物を取り除くことができるのが特徴的です。
また、この構造により素材本来の繊細な香りと優雅なまろやかさを残した蒸留ができます。
Stupflerの内部は蜂の巣状になっているため、1回の蒸留で迅速かつ効率的に、最大限アルコールの不純物を取り除くことができるのが特徴的です。
また、この構造により素材本来の繊細な香りと優雅なまろやかさを残した蒸留ができます。
『ベルクルーシングルモルト』の樽の特徴
熟成には、伝統的なボルドーの赤ワイン樽を2/3、残りの1/3は地元のピノ・デ・シャラントの樽を使用しています。
それにより、深く甘みのある余韻と円やかさな仕上がりになります。
【評価】『ベルクルーシングルモルト』の味わいと風味
『ベルクルーシングルモルト』は、ボルドー赤ワイン樽で熟成しただけあって、その特徴がハッキリと確認ができます。
そして、蒸留過程によるものなのか、モルトが持つ繊細な風味やスパイシーさも感じることができるウイスキーです。
フルーティーな風味以外に、上品な渋み・若干塩辛さなどのスパイシー感が印象的でした。
概要 | 詳細 |
---|---|
種類 | シングルモルトウイスキー(フレンチウイスキー) |
容量・アルコール度数 | 容量:700ml(アルコール度数47.8%) |
所有者(製造元) | ベルクルー蒸溜所 |
香り | ワイン樽らしい芳醇でリッチな香り 干し葡萄のような甘く濃厚な香 |
味わい | 【含んだ瞬間】 深みのある甘いワイン樽のような、リッチで重厚な感じが華開く。 【中盤】 塩辛さやビターな渋みを感じるスパイシーさが、徐々に刺激してくる。 【飲んだ後】 バニラやモルト感がある、クリーミーな口当たりで一杯になり、上品で落ち着いた締めくくりとなる。 |
何料理に合う? | 重厚感のあるウイスキーなので、食中酒としてガッツリとジューシな肉系と楽しむのもありです。(パンチの効いた料理にも負けない個性あるウイスキーです) |
初心者向け | どちらかと言えば力強さを感じるウイスキーのため、初心者の方にはクセがあると感じてしまうかもしれません。 |
総合評価 |
『ベルクルーシングルモルト』は、力強く飲みごたえを感じるウイスキーが好きな方におすすめです。
\ぜひお試しください/
【飲み方】『ベルクルーシングルモルト』のtasting note
今回試してみた飲み方は、『ストレート』『ハーフロック』『ハイボール』の3種類です。
ストレートの場合
芳醇で濃厚なワイン樽の香り・スパイシーな塩辛さ・バニラやドライフルーツのような甘みと円やかさが特出します。
特に濃厚な甘い風味とアルコール感を強く感じるため、ストレートであれば食後にジックリとビターチョコなどと楽しむのがオススメです。
ハーフロックの場合
甘みをかなり感じながら、スパイシーな感じや塩辛さが楽しめました。
ストレートに比べると、香りの華やかさがありながら余韻は静かです。
また、徐々に味わいと香りが変化する中で、何とも言えない上品な甘みを感じることができます。
ハイボールの場合
ハイボールにしても、炭酸の爽快感に負けない重厚な味わいと香りが楽しめました。
香りや味わいのバランスの良さが際立ちます。
私はハーフロックがおすすめです。
スパイシー感に甘みなどがハッキリと分かるところが面白かったです。
【おつまみ】『ベルクルーシングルモルト』に合わせたメニューとは?
『ベルクルーシングルモルト』に、ぷりぷりのもつ鍋を併せました!
ジューシーなもつが最高です。
そうですね。
一見すると、もつ鍋に入っているニラなどの風味がベルクルーシングルモルトを邪魔するのでは?と言う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ベルクルーシングルモルトの香りと味わいはシッカリと芯があるため、もつ鍋の味わいに負けることはありません。
一口もつの濃厚でジューシーな味わいがいっぱいのところに、ベルクルーシングルモルトをひと口でも含むと、ウイスキーの芳醇な風味とスパイシーさが洗い流してくれます。
また、濃厚なもつと出汁がシッカリと染み込んだ野菜の甘みと、重厚感のある『ベルクルーシングルモルト』のモルトの風味も相性抜群でした。
これは、ぜひするべき組み合わせです。
ぜひ、皆さんも『ベルクルーシングルモルト』と合わせてみてください。
シンプルな赤身肉でも合いますが、濃厚なものと合わせるのも一興です。
因みに飲み方は、ハーフロックにしました。
ハイボールでも良いですが、濃厚なモノに合わせるなら濃厚に飲める飲み方がオススメです。
最後に
『ベルクルーシングルモルト』は、こんな人におすすめです。
- フランス産のウイスキーを飲んでみたい人
- 重厚な飲み心地が好きな人
- 塩辛さなどを感じるウイスキーが好きな人
- モルトの繊細な風味や、スパイシーさを感じるウイスキーを探している人
- 赤ワイン樽を使用したウイスキーが好きな人
非常に力強く重厚感があるウイスキーなので、ウイスキー愛好者の方にオススメの1本です。
世界の5大ウイスキー以外にも、最近では台湾やインドをはじめ、ニューワールドウイスキーが登場しています。
フランスのウイスキーは、まだ日本では知らない方が多いですが、今後注目されること間違いありません。
まだ飲んでいない方は、ぜひ遅れを取らないよう試してみてください。
\ぜひお試しください/