【オススメの日本ウイスキー】ニッカ カフェグレーン|穀物の香り・味わいを追求したニッカが誇るカフェ式連続式蒸留機で造ったウイスキー
今回は世界中の蒸留所でも希少な、カフェ式連続蒸留機で造られた『ニッカ カフェグレーン』です。
『ニッカ カフェグレーン』といえば、国内で発売される前に欧州で先行発売されて多くのファンから好評を得たグレーンウイスキーですね。
グレーンウイスキーと言えばサントリーの知多が有名ですが、ニッカウヰスキーの『ニッカ カフェグレーン』は一味違う秀逸のウイスキーです。
ぜひグレーンウイスキーがお好きな方は、次回購入する上での参考にしてください。
『ニッカ カフェグレーン』をご紹介
『ニッカ カフェグレーン』は、宮城峡蒸溜所にあるカフェ式連続式蒸留機で伝統的なグレーンウイスキーで造られています。
このカフェ式連続式蒸留機が、世界でも希少な蒸留機なんですよね!
【特長】今回の要であるカフェ式連続式蒸留機とは?
ニッカウヰスキーは、1963年頃に日本で初めてカフェ式連続式蒸留機を導入した歴史を持ちます。
カフェ式蒸留機は、1826年にロバート・スタイン氏が発明しました。
現在主流している基盤になっているのは、その後1831年にイーニアス・コフィーがスタイン氏のものを改良し実用化させた連続式蒸留機です。
なぜ希少なんですか?
現在主流の連続式蒸留機に比べると、蒸留効率が下がるからと言われています。
また、カフェ式ならではの特徴があるのです。
カフェ式の特徴をお伝えする前に、まずは現在多くの蒸留所がしようしている連続式蒸留機の特徴をご紹介します。
新型の連続式蒸留機は、香味成分を除去しアルコールの精製度を高めるのが特徴です。
それに比べ、カフェ式連続式蒸留機は穀物由来の香り・風味・成分が残るのが特徴です。
そのため『ニッカ カフェグレーン』は、他のグレーンウイスキーと違い、個性的で香りや風味が豊かになっています。
なるほど!
原料本来の美味しさを追求するために、あえて竹鶴政孝さんは旧式を選んだんですね。
【評価】『ニッカ カフェグレーン』の香り・味わい
『ニッカ カフェグレーン』は2013年に発売以降、世界的なウイスキー品評会からも高い評価を得ています。
- 2013年:WWA
グレーンウイスキー部門で最高賞を受賞
ジャパニーズベスト・グレーンウイスキー受賞 - 2013年:ISC金賞
- 2015年:ISC金賞
- 2016年:ISC金賞
※ISC=インターナショナル・スピリッツ・コンペティション
※WWA=ワールド・ウイスキー・アワード
納得です!
フルーティーな香りに加えバニラのような甘く柔らかい香り、飲み口はグレーンらしい軽快さがあるものの軽すぎない味わいでした。
気になる評価はこちら
種類 | グレーンウイスキー |
---|---|
容量・アルコール度数 | 容量:700ml(アルコール度数45%) |
所有者(製造元) | ニッカウヰスキー |
香り | ・甘いフルーティーな香り ・バニラのような甘くまろやかな香り |
味わい | 【含んだ瞬間】 甘く艶やかなフルーティーさや、クレームブリュレのような甘いフレーバーを感じます 【中盤】 そして蜂蜜のような甘さが続き、若干ウッディーさが広がります 【飲んだ後】 まろやかでライトな余韻とともに、すっと消えます |
何料理に合う? | サッパリとした料理、フルーツ、バニラアイスなど |
初心者向け | 軽快なボディーで、甘さも際立ち柔らかい印象なので、初心者の方にも飲みやすいウイスキーです。 |
総合評価 |
非常に飲みやすく、飲み心地も良い優しい印象のウイスキーなので、ぜひグレーン好きの方以外にもオススメです。
また、ミズナラ樽のウイスキーが好きな方には相性抜群です。
ぜひお試しください
【飲み方】『ニッカ カフェグレーン』のtasting note
今回試してみた飲み方は、『ストレート』『ロック』『ハイボール』の3種類です。
ストレートの場合
ストレートだと、ニッカ カフェグレーンの甘さがより際立ち、まるでデザートのような印象でした。
バニラアイスに合わせると最高です。
ロックの場合
ロックにするとまろやかな飲み口と甘さが楽しめます。
グレーンらしい軽快さがより目立ちます。
ハイボールの場合
ハイボールにしても、全く味わいや香りを崩さず、バランスの良い印象でした。
また、甘いフレーバーも損なわれません。
ストレートでじっくり楽しむのも、ハイボールにしてライトに楽しむのもオススメです。
こんなにグレーンが美味しいことに驚きました!
【概要】ニッカウヰスキーについてご紹介
ニッカウヰスキーと言えば、NHK連続テレビ小説『マッサン』でお馴染みの日本を代表するウイスキーメーカーの一つです。
創業者は竹鶴政孝さんは、サントリーの鳥井信治郎さんと共に、日本のウイスキー文化の土台を作った立役者でもあります。
酒蔵の三男だった竹鶴政孝さんは、1918年に本場スコットランドへ留学しウイスキー造りの技術を学びました。
留学先のスコットランドのグラスゴー大学で勉強に励み、実地でスペイサイドのロングモーン蒸留所や、キャンベルタウンに当時(1920年)あったヘーゼルバーン蒸留所で実習します。
その時、見学や実習の詳細を綴ったのが、後に有名となった『竹鶴ノート』です。
1920年11月に帰国後、1934年に独立し北海道の余市蒸留所を、1969年に宮城峡蒸溜所を建設します。
【おつまみ】『ニッカ カフェグレーン』に合わせたメニューとは?
今回はニッカ カフェグレーンに、サッパリとした大根おろし付きしらすとや、万願寺とうがらしのガーリック炒め、厚切りハムにデザートにはスイカを合わせました。
『ニッカ カフェグレーン』に何が合うか確認するために、色々と合わせましたが中でも、大根おろし付きしらすとスイカが相性抜群でした。
大根おろし付きしらすのサッパリとした味わいに、『ニッカ カフェグレーン』のスッキリとした飲み心地が良かったです。
また、スイカのフルーティーで水々しい甘さと、『ニッカ カフェグレーン』の甘くフルーティーな味わいがマリアージュしました。
\ぜひお試しください/