【オススメのスコッチ】グレンスコシア11年シェリーダブルカスクフィニッシュ|2種類のシェリー樽で後熟した原酒を使用!全世界1万5千本の数量限定で発売されたシングルモルト
今回はウッディーでフルーティーな味わいが楽しめる『グレンスコシア11年シェリーダブルカスクフィニッシュ』です。
『グレンスコシア11年シェリーダブルカスクフィニッシュ』は、ボトリング数が全世界15,000本で発売されたシングルモルトですね。
グレンスコシア蒸溜所の初の試み、2種類のシェリー樽で後熟した原酒で構成したシングルモルト『グレンスコシア11年シェリーダブルカスクフィニッシュ』をご紹介します。
数量限定なので価格は高いものの、かつては「世界のウイスキーの首都」とも呼ばれた蒸溜所が挑戦したウイスキーなので、ぜひ興味がある方は次回購入するリストに加えてください。
『グレンスコシア11年シェリーダブルカスクフィニッシュ』をご紹介
今回ご紹介する『グレンスコシア11年シェリーダブルカスクフィニッシュ』は、冒頭でお伝えした通りグレンスコシア蒸溜所の初の試み2種類のシェリー樽の掛け合わせです。
【特長】グレンスコシア11年シェリーダブルカスクフィニッシュで使用されている、2種類の『シェリー樽』の原酒とは?
\まずは製造の流れ/
- ノンピートモルト原酒をファーストフィルのバーボン樽で熟成
- 2種類のシェリー樽で『1』の原酒を約10ヶ月間追加熟成
(ファーストフィルのペドロヒメネスシェリー樽、オロロソシェリー樽) - 『2』の原酒を再度バーボン樽にてマリッジング
- 『3』をカスクストレングスでボトリングして完成
ペドロヒメネスシェリー樽(略称:PXカスク)は、アイスワイン以上の糖度をもつと言われるほど非常に甘口のシェリーです。
また、オロロソシェリー樽は一般的に辛口でナッティーな香りとウッディーさを感じさせ、様々なウイスキーの樽で使用されていることで有名です。
【評価】『グレンスコシア11年シェリーダブルカスクフィニッシュ』の味わい・香り
『グレンスコシア11年シェリーダブルカスクフィニッシュ』を飲んだ瞬間に、シェリー樽由来のフルーティーで甘い香りが広がり驚きました!
シェリー樽で後熟することは、多くの蒸溜所で行われており、使用するシェリーの種類によっても香り・味わいは変化します。
今回は2種類のシェリー樽がもつ特徴をしっかりと受け継いだウイスキーに仕上がっています。
気になる評価はこちら
種類 | シングルモルト スコッチウイスキー |
---|---|
容量・アルコール度数 | 容量:700ml(アルコール度数54.1%) |
所有者(製造元) | ロッホローモンド・グループ社(グレンスコシア蒸溜所) |
香り | ・バーボン樽由来の甘いバニラ香 ・干し葡萄やプラム、ナツメグのようなフルーティーで芳醇な香り ・ウッディーな樽の香り |
味わい | 【含んだ瞬間】 上品なシェリー樽由来の干し葡萄やプラムといった、フルーティーな甘さが広がります。 【中盤】 徐々にシナモンのようなスパイシーさ表面に出てきた後、ナッツ系のオイリーさを感じます。 【飲んだ後】 余韻には甘さが残らず、ドライでスッキリとした印象です。 |
何料理に合う? | シンプルな味付けの料理(肉・魚)、チョコレート、クセのないチーズ |
初心者向け | 非常に飲みやすいウイスキーなので、初心者の方も気軽に楽しめるでしょう。 |
総合評価 |
サッパリとしたフルーティーさが楽しめるウイスキーなので、ぜひドライな印象のウイスキーを探している方にオススメしたい1本です。
ぜひお試しください
【飲み方】『グレンスコシア11年シェリーダブルカスクフィニッシュ』のtasting note
今回試してみた飲み方は、『ストレート』『ハーフロック』『ハイボール』の3種類です。
ストレートの場合
ストレートで飲むと辛口な印象で楽しめました。
もちろんシェリー樽由来の上品で芳醇な甘い香りが楽しめます。
余韻はかなりドライです。
ハーフロックの場合
ストレートと同様、飲んだ瞬間にシェリー樽由来のフルーティーな香りが勢いよく広がります。
また、スパイシーな辛味をキリッと感じ、余韻はドライです。
ハイボールの場合
ストレートやロックで感じたスパイシーな辛味は落ち着き、全体的にまろやかな風味へ変化しました。
シェリー樽由来の芳醇なフルーティーさは落ち着き、軽やかに楽しめます。
強いスパイシーさとフルーティーでドライな余韻を感じたい方は、ストレートもしくはロックがオススメです。
概要|『グレンスコシア蒸溜所』について
グレンスコシア蒸溜所は、スコットランドの代表的な6つのウイスキー生産地の一つ、小さな港町『キャンベルタウン(カンベルタウン)』にあります。
キャンベルタウンといえば、19世紀〜20世紀はじめまでは30〜50軒ほどの蒸溜所が密集していたそうですね。
当時はウイスキーの輸送経路が海路で行っていたことから、港町のキャンベルタウンでは立地が良く、ウイスキー造りが盛んに行われていました。
また、石炭の炭鉱業も盛んだったことから、小さな町でしたが活気があったそうです。
しかし、アメリカは禁酒法時代へ突入していき、キャンベルタウンでは粗悪なウイスキーを密輸を行うなどして、多くの蒸溜所が閉鎖に追い込まれ、現在はグレンスコシア蒸溜所を含めた3軒しか残っていません。
グレンスコシア蒸溜所も不況の煽りを受け、閉鎖・再開を繰り返していましたが、2014年にロッホローモンド社が所有してからは、様々なラインナップに挑戦しています。
【おつまみ】『グレンスコシア11年シェリーダブルカスクフィニッシュ』に合わせた家飲みメニューとは?
今回『グレンスコシア11年シェリーダブルカスクフィニッシュ』のハーフロックに、チキンのローストやスパイシーなカレーを合わせました。
シンプルな味付けをしたローストチキンに、グレンスコシア11年シェリーダブルカスクフィニッシュのフルーティーでスパイシーな辛口の風味が非常に相性が良く、料理と一緒にサッパリと楽しめました。
また、今回はスパイシーで辛口な味わいが楽しめるハーフロックにしたので、スパイシーなカレーにもウイスキーの味わいは負けません。
『グレンスコシア11年シェリーダブルカスクフィニッシュ』は飲み方によって、味わいの振り幅が大きいウイスキーなので、ぜひ購入した際は料理に合わせて色々な飲み方でお楽しみください。
\ぜひお試しください/