【オススメの日本ウイスキー】あかしモルトセッションダブルディスティラリーズ|『江井ヶ嶋蒸溜所』と『長濱蒸溜所』が原酒交換した数量限定ブレンデッドモルトウイスキー!
今回は2021年11月23日に数量限定で発売された江井ヶ嶋蒸溜所と長濱蒸溜所とのコラボ商品『あかしモルトセッションダブルディスティラリーズ』です。
長濱蒸溜所としては、原酒交換を行うのは2回目ですね。
2021年3月に国内初、他のクラフト蒸溜所と原酒交換したウイスキーが長濱蒸溜所と三郎丸蒸溜所から発売されました。
日本のウイスキー業界の新たな流れを作った、原酒交換のウイスキー第2弾です。
江井ヶ嶋蒸溜所の『あかしモルトセッションダブルディスティラリーズ』を詳しくご紹介していきます。
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江井ヶ嶋蒸溜所と長濱蒸溜所が原酒交換で誕生した新しいウイスキー『あかしモルトセッションダブルディスティラリーズ』をご紹介
『あかしモルトセッションダブルディスティラリーズ』は、まさに二つの蒸溜所が協力し造りあげた1本です。
【特長】原酒について
江井ヶ嶋蒸溜所のモルト原酒、長濱蒸溜所のモルト原酒に加え海外産モルト原酒など数種類の原酒を、両蒸溜所のブレンダーがテイスティングを一緒に行いながらブレンドしていったそうです。
その構成は、以下のモノを使用したと発表されています。
- 長濱蒸溜所
ノンピートモルト原酒 - 江井ヶ嶋蒸溜所
ライトピーティッドモルト原酒を4年間バーボン樽で熟成した原酒+4年間ペドロヒメネス(シェリー)樽で熟成した原酒…をブレンドしたもの - 4年間熟成させた海外産モルト原酒
- 5年間熟成させたモルト原酒
【評価】『あかしモルトセッションダブルディスティラリーズ』の味わい・香り
キーモルトで原酒で使用されたペドロヒメネス樽は、シェリーの中でも糖度が高いものが多い傾向にあります。
そのため『あかしモルトセッションダブルディスティラリーズ』は、ペドロヒメネス樽由来のフルーティーさと甘い風味が特徴です。
……かつバーボン樽の特徴も合わせて楽しめます。
気になる評価はこちら
種類 | ブレンデッドモルトウイスキー |
---|---|
容量・アルコール度数 | 容量:500ml(アルコール度数47%) |
所有者(製造元) | 江井嶋蒸溜所 |
香り | ・オレンジピールのような、少しビターなニュアンスを感じるフルーティーな香り ・蜂蜜のような濃厚な甘い香り ・ほうとうにわずかですが、若干スモーキーな香りが一瞬します |
味わい | 【含んだ瞬間】 一瞬ウッディーな香りが若干したのち、蜂蜜のような濃厚な香りと甘さがグッと広がる。 【中盤】 徐々にオレンジピールをおもわせる、フレッシュでほろ苦い風味がしていく。 【飲んだ後】 余韻は中盤で感じたビター感が静かになり、微かな甘さで締め括られる。 |
何料理に合う? | 食事:甘さが特徴的だったので、どちらかと言うと魚料理より肉料理に合います。 デザート:チョコやドライフルーツとの相性が抜群。 |
初心者向け | しっかりとバーボン樽原酒とシェリー樽の特徴が出ているウイスキーなので、飲み始めの方には難しいでしょう。 ただし甘みが強いものがお好きであれば、オススメしたい1本です。 |
総合評価 |
『バーボン樽』『ペドロヒメネス(シェリー)樽』原酒の特徴がバランス良く楽しめる1本です。
ぜひお試しください
【飲み方】『あかしモルトセッション ダブルディスティラリーズ』のtasting note
今回試してみた飲み方は、『ストレート』『ハーフロック』『ハイボール』の3種類です。
ストレートの場合
飲んだ瞬間に力強い甘い香りと風味をダイレクトに感じます。
中盤に広がるビター感もしっかり感じるので、メリハリがある印象でした。
ハーフロックの場合
ハーフロックにすると、『あかしモルトセッション ダブルディスティラリーズ』の特徴である甘さは、ややライトになります。
また、ビターな風味も同様です。
ストレートの時には、ほとんど感じられなかった、甘さの奥に隠れたわずかなスモーキーさが顔を出します。
ハイボールの場合
飲んだ瞬間、ライトな甘さが広がり、その後を追いかけてライトなスモーキーさがフワッと楽しめます。
ストレートやハーフロックで感じていた、中盤のビターな風味は健在で、心地よいメリハリを感じます。
私は甘み・ビター感がちょうと良い塩梅で楽しめる『ハーフロック』がオススメです。
概要|あかしブランドを造った『江井ヶ嶋蒸溜所』について
江井ヶ嶋蒸溜所(旧 ホワイトオーク蒸溜所)は、1984年に清酒『神鷹』の蔵元 江井ヶ嶋酒造が新ウイスキー蒸溜所として設立しました。
江井ヶ嶋酒造がある兵庫県 明石の西部地方(西灘)は、江戸時代の頃から米に恵まれていたので、酒造りが盛んだったんですよね。
江井ヶ嶋酒造がまだ設立されていない頃、その地域で旧家だったト部家の2代目がその前身として酒造りをはじめたと言われています。
明治に入ってからト部家5代目 兵吉 氏が1679年に『江井ヶ嶋酒造』を設立させ、現在も有名な清酒『神鷹』を造り、その他にも様々な研究・開発を行ない1919年に蒸留工場を竣工しました。
そして、ホワイトオークウイスキーなどを発売に至ります。
江井ヶ嶋酒造は、常に時代の先を進んでいたということです。
確かに!
それに、ウイスキー酒造免許取得も寿屋より早かったのですよね。
江井ヶ嶋酒造のラインナップは、現在も親しまれている『ホワイトオークウイスキー』以外に、蒸溜所の名前を看板にした『江井ケ嶋』シリーズ、そして今回のご紹介した2007年から発売された『あかし』シリーズがあります。
【おつまみ】『あかしモルトセッション ダブルディスティラリーズ』に合わせた家飲みメニューとは?
今回『あかしモルトセッション ダブルディスティラリーズ』には、親子丼とトンカツを合わせました。
(親子丼は各自好きなタイミングで丼にするのが、我が家の自由な方式です)
『あかしモルトセッション ダブルディスティラリーズ』は、揚げ物と合わせたこともありスッキリさせたかったので、ライトに楽しめるハイボールにしました。
思っていた通り親子丼のほんのり出汁のきいた甘口の味わいが、『あかしモルトセッション ダブルディスティラリーズ』がもつフルーティーな甘さと相性が抜群でした。
また三つ葉のほろ苦さも『あかしモルトセッション ダブルディスティラリーズ』の味わいを邪魔せず、むしろアクセントになりました。
\ぜひお試しください/
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