【オススメのバーボン】ティンカップ アメリカンウイスキー|コロラド州で誕生した新ブランド
今回は、ホセクエルボのテキーラで有名なプロキシモ・スピリッツ社が運営する、新ブランドのアメリカンウイスキーです。
(※日本での発売は2022年3月から)
まだアメリカでは新参者ですが発売して4年後、売り上げは5倍以上伸び、現在注目を集めているブランドです。
『ティンカップ アメリカンウイスキー』は、バーボンとシングルモルトのブレンデッドです。
- バーボン初心者の方
- あっさり目のバーボンが好きな方
上記の方には特にオススメなので、ぜひ次回購入するリストに加えてください。
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【レビュー】『ティンカップ アメリカンウイスキー』をご紹介
【特長】原酒の詳細
使用されている2種類の原種は、どちらもアメリカ産のものです。
- ライ・バーボン(インディアナ州産)
- シングルモルト(コロラド産)※少量
上記の2種類のアメリカ産ウイスキーを、アメリカンホワイトオーク樽で最低4年以上熟成させた後、地元のロッキー山脈の湧き水で加水しアルコール度数を調節しボトリングしています。
第一印象は「どんなバーボンよりも飲みやすい!」です。
現地でも同じ感想の方が多いですね。
実は販売してから暫くたったあと、アメリカでは徐々に一般的な“アメリカンウイスキーよりも親しみやすい”という意見もあがり始め、会社では『コロラドウイスキー』と呼ぶようになったと言われている程です。
【評価】味わい・香り
種類 | バーボン(アメリカンブレンデッドウイスキー) |
容量・アルコール度数 | 容量:750ml(アルコール度数42%) |
所有者(製造元) | プロキシモ・スピリッツ社 |
香り | ・蜂蜜 ・生姜 ・シナモン |
味わい | 【含んだ瞬間】 蜂蜜やカラメルのような甘い風味が一瞬広がります 【中盤】 ・徐々にライ麦由来の生姜や黒胡椒といった、スパイシーな風味が登場 ・アッサリとしたバーボンらしさが楽しめます 【飲んだ後】 スパイシーな余韻と、ほんのわずかに甘い風味を感じます |
何料理に合う? | 肉料理、ニンニクが効いたメニューでもOK |
初心者向け | 独特のバーボンらしさが風味が強すぎないので、飲み慣れていない方でも気軽に楽しめます。 |
総合評価 |
原酒の大部分がバーボンなのに、非常にクリアな味わいです。
ぜひお試しください
【飲み方】『ティンカップ アメリカンウイスキー』のtasting note
今回試してみた飲み方は、『ストレート』『ハーフロック』『ハイボール』の3種類です。
ストレートの場合
ひつこくないスパイシーな風味を強く感じます。
後味もライトでクリアな飲み心地で、ストレートでも親しみやすい印象です。
ハーフロックの場合
蜂蜜のような甘い風味が強くなります。
ほろ苦さも感じました。
スパイシーさは落ち着き、スッとなくなるような余韻ですが、甘さはわずかに残ります。
ハイボールの場合
ハーフロック同様に、蜂蜜のような甘い風味が印象的ですが、ライ麦由来のスパイシーな風味が前に出てきます。
余韻はサッパリ爽快です。
飲み方で、甘さ・スパイシーさ・ほろ苦さ……などの風味がガラッと変わります。
ぜひ、普段ストレートで飲まない方も挑戦してみてください。
ストレートの後にハーフロックで飲むと、あまりの変わりように驚くはずです。
【概要】新ブランド『ティンカップ』について
『ティンカップ』ブランドは、アウトドア需要に焦点をおいて生み出されたアメリカンウイスキーです。
ブランド名の由来は、コロラド州の歴史から名付けられています。
ブランドの由来
コロラド州の“ロッキー山脈”のふもとには、1870年代から1940年辺りまで鉱山労働者で栄えていたティンカップと呼ばれた町がありました。
彼らは仕事終わりに、使い込まれたブリキ製のカップでウイスキーを楽しんで1日の疲れを労っていたそうです。
このストーリーをルーツに、今回ご紹介するウイスキーは『ティンカップ』と名付けられました。
ブランドロゴには、『TINCUP MOUNTAIN WHISKEY(=山のウイスキー)』と記載があり、アウトドアをイメージさせるブランディングが徹底しています。
また、アンバサダーには登山家やフォトジャーナリストたちが名を連ねています。
(アンバサダーの詳細は公式サイトへ)
作り手ジェス・グレイバー氏をご紹介
ティンカップ アメリカンウイスキーを作っているのは、ジェス・グレイバー氏が2004年に設立したクラフト蒸溜所です。
実はジェス・グレイバー氏は、元々ボランティア消防士でした。
ある日、隣人で長年酒愛好家だったジョージ・ストナラハン氏の納屋が火事に見舞われ、救出しようと試みたことをきっかけにウイスキー作りのストーリーの幕開けです。
ストナラハン氏はデンバーに醸造所を所有していたこともあり、この機会にグレイバー氏とストナラハン氏は一緒に取り組み始め、数々の試行錯誤を繰り返していきます。
マーケティングをあまり行っていなかったにも関わらず、販売地域も広がっていきました。
2008年からプロキシモ・スピリッツ社との間で買収の協議を行い、今ではグレイバー氏たちはウイスキー作りに専念する形で落ち着いたようです。
【おつまみ】『ティンカップ アメリカンウイスキー』に合う家飲みメニューとは?
今回『ティンカップ』のハーフロックには、牛肉と野菜の中華風ガーリック炒めを合わせました。
一口お肉を噛むと、肉の旨味と一緒にガーリックの風味が口いっぱいに広がります。
ガッツリとした味を堪能しているところに、ティンカップを飲むと清涼な風味で口が洗い流され、至福のひと時が楽しめました。
つまり、お肉との相性が抜群です!
アウトドアの焦点を置いていることもあり、公式サイトでも野外でのステーキを調理する時にアクセントで使用することなど、肉との相性の良さをアピールしています。
\ぜひお試しください/