世界5大ウイスキーの歴史|年表でウイスキーの歩みを一挙に解説!

世界5大ウイスキー産地の「スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本」が歩みつづけた、ウイスキーに関連する重要な歴史を一挙にご紹介します。ウイスキーの基礎知識なので、より深くウイスキーを楽しむためにぜひご参考にしてください。

世界5大ウイスキー産地の「スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本」が歩みつづけた、ウイスキーに関連する重要な歴史を一挙にご紹介します。
ウイスキーの基礎知識なので、より深くウイスキーを楽しむためにぜひご参考にしてください。

History
初めて蒸溜酒が記録に残る
歴史的に初めて蒸留酒について記録が残る
アイルランド、スコットランド、アメリカ、カナダ、●日本
アイルランド
1172年

イングランドに侵攻される
その遠征時、アイルランドの民衆がウスケボー(=蒸留酒)を飲んでいたと報告あり

スコットランド
1494年

王室財務省の記録に『修道士ジョン・コーに8ボルのモルトを支払い生命の水(アクアヴィテ)を造らしむ』と修道院が関与していたことが分かる史実あり

アメリカ
1584年

84〜85年にかけて、イギリスは北アメリカの植民を開始し、ヴァージニアと名命名

History
ウイスキーが課税対象になる
ウイスキーに初めて税が課せられる
アイルランド、スコットランド、アメリカ、カナダ、●日本
アメリカ
1607年

1606年から本格的にアメリカの入植地候補の調査が始まり、翌年にジェームズタウンが設立

アイルランド
1608年

北アイルランドのアントリム州領主に蒸溜所免許が与えられた
アイリッシュ最古の蒸溜所と呼ばれている『ブッシュミルズ』が創業

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スコットランド
1644年

世界初、ウイスキーにスコットランド議会が課税

アメリカ
1682年

トウモロコシが原料の強いビール(※一説にはバーボンを指すとも…)について、カロライナ地方の文献に記述が残される

スコットランド
1689年

スコッチ最古の蒸溜所『フェリントッシュ蒸溜所』が建設される(公式記録)

History
スコットランドは密造酒が増加、アメリカ独立宣言
アメリカ独立宣言
アイルランド、スコットランド、アメリカ、カナダ、●日本
スコットランド
1707年

・イングランド・スコットランド併合→グレートブリテンへ
・1644年から継いでウイスキーが増税となり、密造酒が横行する

アメリカ
1717年

 『スコッチ・アイリッシュ』と呼ばれた、スコットランドやアイルランド系の移民が、母国で培ったノウハウを基にウイスキー製造を開始

アイルランド
1757年

ギルべガン→ブルナス蒸溜所、ダブリン→トーマスストレート蒸溜所が創業

アイリッシュ
1759年

ギネスビールがダブリンのセント・ジェームズゲートで誕生する

カナダ
1769年

カナダに最初の蒸留機がケベックに持ち込まれた
記録市場、初めての登録蒸溜所『ジョン・モルソン』が設立

アメリカ
1775年

独立戦争が開始し、1783年まで続く

カナダ
1776年

アメリカは独立宣言をし、それに反対した一部のイギリス系住民たちスコッチ・アイリッシュが、国境を越えてカナダへ移住し穀物の栽培を開始
余った穀物でウイスキーの製造

スコットランド
1780年

ジョン・ジェムソン(ボウストリース蒸溜所)が創業

スコットランド
1781年

自家製のウイスキー製造が禁止

スコットランド
1786年

スコットランド蒸溜所の法が制定される

アメリカ
1789年

バーボンの父と呼ばれているエライジャ・クレイグが、トウモロコシを原料にウイスキーを製造
一説では、最初のバーボン製造とも言われている
(※ジョージタウンにウイスキー蒸溜所を建設)

アメリカ
1791年

独立戦争後、財源確保のためにウイスキーへの課税が開始
反発したスコッチ・アイリッシュの暴動が勃発

スコットランド
1793年

ウイスキー蒸溜所が多い地域ローランドで、ウイスキーの課税が3倍に上昇し、密造所が急増傾向

アメリカ
1794年

ウイスキー戦争が勃発
スコッチ・アイリッシュは次第に西部へ移動

アメリカ
1795年
ジムビーム社が設立

後にジムビーム社となる蒸溜所が操業開始

アメリカ
1797年

初代大統領ジョージワシントンがマウントバーノンに蒸溜所を建設

History
グレンリベットが政府公認第一号に認定、連続式蒸留機の登場
スコットランドで初めて政府公認蒸溜所第一号にグレンリベット蒸溜所が認定される
アイルランド、スコットランド、アメリカ、カナダ、●日本
スコットランド
1823年

酒税法が改正で、密造時代が終息に近づく

アメリカ
1810年

蒸留酒の製造が全体産業の第3位になる程、盛んになる

スコットランド
1824年

政府公認第一号の蒸溜所として『グレンリベット』が認定
(※前年の1823年には、税率がかなり下げられていた)

スコットランド
1826年

カフェ式蒸留機(連続式蒸留機)をロバート・スタイン氏が発明

アメリカ
1830年頃

スコットランド生まれのオールド・クロウが、サワーマッシュ製法を生み出す

アイリッシュ
1831年

イーニアス・コフィーが、ロバート・スタインの連続式蒸留機を基に改良し実用化させ、現在の連続式蒸留機の基をつくる
それに伴い、特許を取得

アメリカ
1846年

初めて『バーボン』とラベルに印刷されるようになる

スコットランド
1853年

アンドリューアッシャーが、ブレンデッドウイスキー(熟成年月が違うモルト原酒を混合したヴァッテッドモルト)を発売します。
※歴史的には、ブレンデッドウイスキーを最初に考案したと言われています。

日本
1853年
黒船来航

黒船来航で、日本にスコッチウイスキーとアメリカンウイスキーが持ち込まれた
13代将軍 徳川家定に献上されたと記録もあり

カナダ
1858年

スコットランド系移民のハイラム・ウォーカーが蒸溜所をオンタリオ州に建設

日本
1858年

日米修好通商条約が始結
横浜・長崎が開港し、ウイスキーが輸入される

スコットランド
1860年

酒税法が改正され、ウイスキーのブレンドが違法でなくなる

カナダ
1860年頃

アメリカへカナディアンウイスキーが輸出され始める

アメリカ
1861年

南北戦争が開始され、激動の時代を迎える

アメリカ
1866年
ジャックダニエル蒸溜所が政府公認第一号として建設される

『ジャックダニエル蒸溜所』が政府公認第1号蒸溜所として誕生

日本
1867年

西洋衣食住 (国立図書館コレクション)|Kindle版

福沢諭吉がウイスキーについて著書の『西洋衣食住』で記載

日本
1868年

明治維新

日本
1873年

欧米へ訪問していた岩倉使節団が、『オールドパー』とともに帰国したという逸話があり

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スコットランド
1877年

ヨーロッパ中の葡萄畑が、害虫によって壊滅し、ウイスキーに注目が集まる

日本
1899年

後のサントリーとなる前進『鳥井商店』を鳥井信治郎が創業

History
第一次/二次世界大戦が勃発、鳥井商店と大日本果汁が設立
第一次、第二次世界大戦が勃発
アイルランド、スコットランド、アメリカ、カナダ、●日本
日本
1908年

百科事典にウイスキーの記述がされる(日本初)

スコットランド
1909年

ウイスキー論争が終結
ブレンデッド、グレーンがウイスキーとして公式認定される

アメリカ
1914年

第一次世界大戦が勃発(〜1918年)
食糧確保するために、ウイスキーの製造が制限がかかり、18州は禁酒州になる

日本
1918年
竹鶴政孝がスコットランドへ留学

後のニッカウヰスキー創業者となる竹鶴政孝がスコットランドへ留学

アイリッシュ
1919年

アイルランドの独立戦争が勃発(〜1921年)
※アイリッシュウイスキーは次第に衰退

アメリカ
1920年
アメリカ禁酒法施行

禁酒法施行(〜1933年)され、ウイスキー業界は暗黒の時代へ突入
隣接するカナダは、アメリカのウイスキー庫として、大量にカナディアンウイスキーを密輸

日本
1923年

帰国した竹鶴政孝は寿屋へ入社し、日本で初めての本格的な蒸溜所として『山崎蒸溜所』を建設し始める

日本
1929年

日本初、本格的なウイスキー『白札』が販売される

アメリカ
1933年

禁酒法が撤廃される

日本
1934年

北海道に大日本果汁(現:ニッカウヰスキー)を竹鶴政孝が設立

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アメリカ
1939年

第二次世界大戦が勃発(〜1945年)

日本
1940年

大日本果汁(現:ニッカウヰスキー)が、第一号のウイスキー『ニッカウヰスキー』を発売

アメリカ
1948年

ウイスキーの規格・分類が、連邦アルコール法で制定される

日本
1962年

大日本果汁が、ニッカウヰスキーに社名を変更
コフィー式(カフェ式)連続式蒸留機を導入し、グレーンウイスキーの製造ができるようになる

日本
1963年

寿屋がサントリーに社名を変更

日本
1969年

ニッカウヰスキーの第二蒸溜所として、宮城峡蒸溜所が開設される

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日本
1973年

サントリー白州蒸溜所が開設される。

※NV=ノンヴィンテージ(塾数年数を表記しないウイスキー)
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スコットランド
1994年

スコッチウイスキー500年祭

スコットランド
1999年

スコットランド自治議会が復活

↓日本初の本格的なウイスキー

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