【みんな知ってる?3】世界で有名な『5つのウイスキー生産国』とは?|それぞれの魅力と特徴をご紹介

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ウイスキー生産している代表的な国は、スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本の、5カ国なんですよね!

代表国の中に、日本が入っているのは、なんだか嬉しく感じます。

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そうですね。

日本を含め各国で、ウイスキーの歴史があり、味にも違いがあります。

目次

世界の代表的な5つのウイスキー生産国

ウイスキーの語源は、ゲール語で『ウシュクベーハ』『ウスカバッハ』、ラテン語の命の水『aqua vitae』に由来を持ちます。

蒸留酒に分類される、ウイスキーの誕生が、『いつ・どこで・だれが』始めたのがは、未だに明確にされていません。

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歴史的に見れば、蒸留酒は古代メソポタミア文明から始まり、錬金術として発展していたようです。
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錬金術とは…なんだかロマンを感じますね!

通説では、ウイスキーの発祥は、アイルランドかスコットランドかで、専門家の間で意見が分かれているのが現状です。

アイルランド説vsスコットランド説

  • アイルランド(1172年)・・・・・地元の民衆がウスケボーという、大麦蒸留酒のお酒を飲んでいたと、従軍兵からイングランド2世に連絡があったと言われています。
  • スコットランド(1494年)・・・・修道士ジョン・コーにモルトを渡して、アクアヴィテを造らせたと、スコットランドの王室記録に残っています。

(※ウスケボーやアクアヴィテは、元々蒸留酒の全般を呼ぶ言葉でした。)

1494年の記録が、ウイスキーが記されている、最古の文献だと言われています。

それほど、ウイスキーは、気の遠くなる年月をかけ、発展し続けているのです。

現在は、代表生産国として、「スコットランド・アイリッシュ・アメリカ・カナダ・日本」の5カ国挙げられています。

アメリカやカナダに、ウイスキーが発展し始めたのは、密造酒時代の苦難の連続によるものです。
しかし結果的には、他の国の多くの人へ、ウイスキーが広まることに繋がりました。

 

世界5大ウイスキーの特徴とは?

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それぞれの国ごとに、ウイスキーの特徴は違いますよね?

例えば、スコッチウイスキーは『スモーキー』なイメージがあります。

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そうですね。各国が今まで生産を続ける中で、環境や歴史的な要因から、ウイスキー文化は変化しています。

 

スコットランド『スコッチウイスキー』の特徴

ウイスキーと言えば、多くの方は『スコッチウイスキー』を頭に浮かべるのではないでしょうか。

それもそのはずです。
スコッチウイスキーは、ウイスキーの消費量から見ると、6割近く占めています。

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ウイスキーの主な種類は、『モルトウイスキー・グレーンウイスキー』です。
基本的なラインナップと言えます。

スコットランドの中でも、生産地域によってウイスキーの特徴が変化するのも、ウイスキー文化が豊かな国ゆえんでしょう。

 

アイルランド『アイリッシュウイスキー』

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スコッチウイスキーとアイリッシュウイスキーが、初心者の人にとっては混合しやすいです。 
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アイリッシュウイスキーは、近年スコッチウイスキーに押されていました。

元々は、スコットランドに引けを取らない数の蒸溜所があったんですよ。

現在は、数もかなり少なくなったものの、再度アイリッシュウイスキーが見つめなおされています。

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アイリッシュウイスキーは、『モルトウイスキー・グレーンウイスキー』の他に、伝統的な『シングルポットスチルウイスキー』があります。

シングルポットスチルウイスキーは、アイリッシュらしい独特のオイリーな風味のウイスキーです。

 

アメリカ『アメリカンウイスキー』

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アメリカのウイスキーは、戦争や禁酒法時代など、数々の苦難を越えて独自のウイスキー文化をきずきました。
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スコットランドやアイルランドとは違い、トウモロコシを主原料にした『バーボンウイスキー』があるんですよね!
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そうです。

アメリカンウイスキーは、『バーボンウイスキー、テネシーウイスキー、コーンウイスキー、ライウイスキー』があります。

アメリカのウイスキーと聞けば、ワイルドターキーやジムビームなどが一般的に有名ですが、その他にもバーボン特有の力強い風味を感じさせる、様々な銘柄のウイスキーがあります。

カナダ『カナディアンウイスキー』

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禁酒法時代、アメリカへのウイスキー密輸によって、カナディアンというブランドが発展しました。
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余談になりますが、カナダではウイスキーの税が高過ぎるんですよね!
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そうなんです。驚くべきことに、1本の83%は前金だそうですよ。

それは置いておき、カナディアンウイスキーは『フレーバリングウイスキー、ベースウイスキー』があります。

アメリカのように、トウモロコシのベースウイスキーを作り、フレーバリングウイスキーとブレンデッドするウイスキーが多いようです。

 

日本の『ジャパニーズウイスキー』

ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝と、現サントリー創業者の鳥井信治郎、両者の功績により日本のウイスキー文化は作り上げられました。

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2人とも、NHK連続テレビ小説『マッサン』でお馴染みの人物ですね。

日本のウイスキーは、スコットランドの流れを汲んだ、繊細な味わいのウイスキーだと感じます。

現在とは違い、昔はスコットランドのウイスキー特有のピートさに、日本人は「煙臭い」など飲みにくさを感じました。

しかし、竹鶴政孝と鳥井信治郎たちが、いかに多くの日本人に本場のウイスキーを楽しんでもらえるか、日々研究を積み重ねたことで、飲みやすい繊細なウイスキーが誕生したのです。

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ジャパニーズウイスキーは、『モルトウイスキー、グレーンウイスキー』があります。

一見スコッチウイスキーと同様に感じますが、蒸留法などの定義がガチガチに決まっていないため、より自由な振り幅で製造が可能です。

次回の予告

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今回は、代表的なウイスキー生産国について、概要だけお伝えしました。
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次回は、スコットランドのウイスキーを中心にしていきます。

スコットランドは、細かく各地域がそれぞれの特徴を出している、多彩なウイスキー文化をもつ国です。
ぜひ、スコットランドのウイスキーについて興味のある方はご覧ください。

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https://whisky.defu-gami.com/2019/09/30/wats-japanese-whisky/
 

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