ニッカウヰスキー『余市蒸溜所』が重要文化財に指定されることを祝し、余市蒸溜所をマルっとご紹介!
このニュースには驚きました !!
余市蒸溜所は1934年に創設以来、まさに日本のウイスキー業界を支えた歴史的に重要な位置付けですね。
ニッカファンのみならず、日本のウイスキーファンとしては大興奮のニュースです。
今回は、ニッカウヰスキーの余市蒸溜所が重要文化財になったことを記念し、余市蒸溜所についてご紹介していきます。
歴史ある『余市蒸溜所』|実は施設内にある建造物は、過去に複数の文化財指定になっています!
知らない方もお多いでしょう。
実は余市蒸溜所の敷地内にあるいくつかの建物は、複数の文化財へ登録された実績をもちます。
- 1980年:「余市町指定文化財」に旧事務所が指定
- 2005年:「登録有形文化財」に事務所棟、蒸留棟、貯蔵棟、リキュール工場、第一乾燥棟、第二乾燥棟、研究室・居宅、第一貯蔵庫が指定
今回「第二貯蔵庫」を加え、10建造物が重要文化財に認定されたのも納得ですね。
まさに日本の激動の時代を生き抜いた歴史的な建物だと言えますね!
ええ。
多くのウイスキー愛好者の方々が注目している蒸溜所だと言えます。
その証拠に、コロナ拡大前までは年間50万人以上の方々が訪れていました。
現在、余市蒸溜所の施設内には2021年10月に新たに刷新されたニッカミュージアムがあり、有料試飲コーナーも設置され観光の目玉になっています。
見学をご希望の方は、新型コロナウイルスの状況もあるので、公式HPをご確認ください。
(ニッカウヰスキー公式サイトはこちら)
\では余市蒸溜所について詳しくご紹介/
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ニッカウヰスキー最初の蒸溜所『余市蒸溜所』とは?
ニッカウヰスキーは、日本のウイスキー業界の立役者に数えられるマッサンこと竹鶴政孝 氏が自身のウイスキー蒸溜所として建設した第一号です。
元々はサントリーの前進である寿屋に勤務していた竹鶴政孝 氏ですが、自身の夢であった日本で本物のウイスキーを作るために、寿屋を退職後の1934年に大日本果汁株式会社を設立し余市蒸溜所を創設しました。
余市蒸溜所の名称にある“余市”とは、文字通り北海道の寒冷な海がすぐ側にある余市町の名前が由来です。
なぜわざわざ、北海道まで竹鶴政孝 氏が赴いたかというと、その環境に魅了されたからだといえます。
北海道 余市に蒸溜所を建設した大きな理由は、竹鶴政孝氏の信念『ウイスキーは北の大地で造るもの』によるところが大きいでしょう。
余市蒸溜所がある土地の環境とは?
1934年当時の北海道余市町には、まさに竹鶴政孝 氏の理想が全てが揃っていました。
例えばウイスキー造りに最適なスコットランドに似た環境と、ウイスキー製造で欠かせない材料を道内で全て揃えることができる土地などです。
ですが竹鶴政孝 氏にとって、最も大きな拘りはやはり環境面だと言えるでしょう。
- 豊かな自然と豊かな水源
- 海が側にあるため、年間を通して寒冷な潮風が吹く冷涼で湿潤な気候。
- 原料の大麦・ピート・石炭が周へんで全て揃う
- 樽の材料となるミズナラの木が自生している…など
竹鶴政孝氏がなぜそこまで環境にこだわっていたかというと、彼は本場スコットランドでウイスキー造りを学び、日本でスコッチウイスキーのような『本物のウイスキー造り』を目指していたからです。
創業後の『余市蒸溜所』のあゆみ
ウイスキー造りのために余市蒸溜所を建設しましたが、ウイスキー造りには長い年月が必要になります。
そのため資金繰りも厳しいはずです。
だから最初は、林檎ジュースだったんですね。
余市創業した当初は、大日本果汁株式会社で特産品だった林檎でジュースを製造販売していましたが、経営は苦しい買ったと言われています。
しかし、創業から1年後の1935年に遂に単式蒸留器を購入することができ、林檎を使ったカルバドスの製造を始めました。
現在でも、ニッカウヰスキーでは林檎を使ったブランデーや、先日は数量限定でアップルブランデー樽でフィニッシュさせた『シングルモルト余市 アップルブランデーウッドフィニッシュ』が発売されました。
創業から2年後の1936年に、ウイスキー・ブランデーの製造免許を取得し、とうとうウイスキー造りが開始されます。
1938年にはニッカアップルワインも発売が開始されます。
1939年から始まっていた第二次世界大戦による経済不況により、ニッカウヰスキー 余市蒸溜所も苦難の時代へ突入してしまいます。
戦時中は、ウイスキーの自由販売は禁止されていましたが、軍需産業として大日本帝国海軍の指定工場になれば、アルコール類の製造は続けることができました。
余市蒸溜所を運営していた大日本果汁は、指定工場になりウイスキー製造に必要な材料を揃えることができ生産を止めることなく熟成年数を重ねていました。
竹鶴政孝 氏の念願である、余市蒸溜所の第1号『ニッカウヰスキー』と『ニッカブランデー』を発売します。
その後1952年に社名を大日本果汁から『ニッカウヰスキー株式会社』へ変更し、4年後には『ブラックニッカ(特級)』が誕生しました。
重厚さが特徴の余市蒸溜所が継承続けるウイスキー造りへのこだわりとは?
ニッカウヰスキー余市蒸溜所を創設した竹鶴政孝 氏は、上記で少しご紹介しましたがスコットランドへ留学した際に、ロングモーンやヘーゼルバーン蒸留所でウイスキー製造方法を学んでいました。
ロングモーン蒸溜所で行っていた「石炭直火蒸留」と呼ばれる伝統的な方法を、余市蒸溜所でも導入し今でも受け継がれています。
実は石炭直火蒸溜を現在でも行っているのは、世界でも余市蒸溜所のみです。
石炭で行う方法は、火の調節が難しいのですよね。
ウイスキー造りには様々な工程で修練が必要ですが、中でも石炭直下焚きの火の調節は熟練した技が求められます。
そのため、現在多くの蒸溜所は調節しやすいガスで行っています。
非常に手間がかかる石炭直下焚きですが、その恩恵で余市蒸溜所で造られるウイスキーは力強く、非常に重厚な味わいになっています。
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ニッカウヰスキー余市蒸溜所のラインナップはこちら
【数量限定品】竹鶴政孝と妻リタの結婚100周年記念の『シングルモルト余市 アップルブランデーウッドフィニッシュ』
容量(アルコール度数) | 容量:700ml(アルコール度数47%) |
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タイプ | シングルモルト |
生産本数 | 6,700本 |
味わい | 余市らしい力強さと合わせて、アップルブランデーの樽で熟成したことで、林檎のコンポートや焼き菓子を思わせる、芳醇で甘く芳ばしい風味が広がり、さらにピート感がする仕上がりです。 |
【数量限定品】ニッカウヰスキー90周年に向けた新シリーズNIKKA DISCOVERYの第1弾『シングルモルト余市 ノンピーテッド』
容量(アルコール度数) | 容量:700ml(アルコール度数47%) |
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タイプ | シングルモルト |
生産本数 | 10,000本 |
味わい | 余市シリーズ初のノンピーテッドですが、余市独特の重厚な厚みを感じさせる力強さは損なわれず、ベリーや洋梨、林檎といった果実のフルーティーな甘酸っぱい甘さなどが楽しめます。 |
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重要文化財に指定された余市蒸溜所を祝して!
ぜひ、まだ余市蒸溜所のウイスキーを飲んだことがない方、今までニッカウヰスキーではブラックニッカなどしか飲んだことがない方には、今回を機に試してみてください。
これからのニッカウヰスキーは3年後の90周年に向け、NIKKA DISCOVERYシリーズが続々と登場することが見込まれるので、ますます国内の中でもトップクラスの注目を集めるでしょう。
\ぜひお試しください/