サントリー【白州蒸溜所】をご紹介|ウイスキーの味や種類・歴史
【概要】2023年50周年を迎えた鳥井信治郎 氏の『白州蒸溜所(サントリー)』
所在地 | 山梨県北杜市白州町鳥原2913-1 |
創業年 | 1899年 生産開始:1973年 |
運営 | サントリー |
見学 | 要予約 ※2023年10月2日(月)から見学再開 (※詳細はこちら) |
公式サイト | https://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/ |
ハウススタイル | ・爽やか ・洗練されたピート感 ・クリア |
山崎蒸溜所の建設後、1973年にサントリー50周年記念に建設されたのが白州蒸溜所です。
2023年に山崎蒸溜所は100周年、白州蒸溜所は50周年を迎えましたね。
森林公園をコンセプトにした白州蒸溜所は、南アルプス甲斐駒ヶ岳の森林内です。
山崎蒸溜所とは異なる材料を使用し、発酵樽はベイマツの木桶樽だけにするなど全くタイプの異なる蒸溜所となりました。
サントリーの中でも白州蒸溜所のボトルは、コンセプト通り森林を想わせる爽やかなフレーバーと柔らかなピート感が特徴的です。
【ラインナップ】代表的な白州蒸溜所のウイスキー
白州ノンエイジ
白州ノンエイジは、飲んだ瞬間にまるで澄みきった森林の情景が浮かぶような印象を受けます。
水々しい爽やかな味わいの奥に、ほのかに甘いピート香が広がり、スッキリと洗練された味わいです。
容量(アルコール度数) | 容量:700ml(アルコール度数 43%) |
分類 | シングルモルトウイスキー |
希望小売価格 | 4,950円(税込) |
入手難易度(高い程困難) | |
香り | ・新緑の香り ・ミント ・スモーキー |
味わい | ・水々しい爽やかなスモーキー感 ・ほのかに甘い ・スッキリとしたミントのようなフレーバー ・余韻には、ほのかな甘さとキレを感じる |
白州12年
白州12年は、ノンエイジと同様に新緑の香りが楽しめ、フレッシュな果実の風味が加わります。
また、白州らしい爽やかなスモーキーさも優しく広がり、より複雑なフレーバーを感じます。
容量(アルコール度数) | 容量:700ml(アルコール度数 43%) |
分類 | シングルモルトウイスキー |
希望小売価格 | 11,000円(税込) |
入手難易度(高い程困難) | ※希少価値が高いためネットショップにて、プレミア価格が販売されています。 ※実店舗で出会う確率は少ないです。 |
香り | ・新緑の香り ・青りんご ・ピート |
味わい | ・柔らかいスモーキーな甘さ ・洋梨や青リンゴのようなフルーティーさ ・余韻には、ほのかな甘さとキレを感じる |
受賞経歴はこちらです
- 2016年 SWSC最優秀金賞
- 2014年 SWSC金賞
- 2013年 SWSC最優秀金賞
- 2012年 ISC金賞、SWSC金賞
- 2011年 SWSC最優秀金賞
- 2010年 IWSC金賞ベスト・イン・クラス
- 2009年 IWSC金賞ベスト・イン・クラス
シングルモルト白州18年
白州18年は、白州らしい精錬された森林のような印象とあわせ、より熟した果実(オレンジやマンゴー、メロン….)のフレーバーを感じ蜂蜜のような甘さが楽しめると言われています。
容量(アルコール度数) | 容量:700ml(アルコール度数 43%) |
分類 | シングルモルトウイスキー |
希望小売価格 | 35,200円(税込) |
入手難易度(高い程困難) | ※希少価値が高いためネットショップにて、プレミア価格が販売されています。 ※実店舗で出会う確率は少ないです。 |
香り | ・オリエンタル ・熟したオレンジ ・マンゴー ・メロン ・すだち(シトラス系) ・ピート |
味わい | ・落ち着いたスモーキーさと甘いフレーバー ・洋梨や青リンゴのようなフルーティーさ ・ノンエイジや8年熟成に比べ、奥行きのあるウッディーさ |
受賞経歴はこちらです
- 2016年〜2017年 ISC金賞
- 2016年 SWSC最優秀金賞
- 2015年 SWSC最優秀金賞
- 2013年〜2014年 ISC金賞
- 2010年 IWSC金賞ベスト・イン・クラス、IWSC最高賞トロフィー
- 2009年 ISC金賞
- 2007年 IWSC金賞ベスト・イン・クラス
- 2006年 ISC金賞
シングルモルト白州25年(数量限定)
25年以上熟成された稀少な原酒は、ウーディーな原酒、ピーティーな原酒、シェリー樽原酒といった3つの特長的な原酒で構成されています。
そのため味わいは、スモーキーさはもちろんのこと芳醇な果実のような甘さが楽しめるそうです。
容量(アルコール度数) | 容量:700ml(アルコール度数 43%) |
分類 | シングルモルトウイスキー |
希望小売価格 | 176,000円(税込) |
入手難易度(高い程困難) | ※希少価値が高いためネットショップにて、プレミア価格が販売されています。 ※実店舗で出会う確率は少ないです。 |
香り | ・オリエンタル ・熟した柿 ・マンゴー ・チョコレート ・ピート |
味わい | ・長熟らしい深いコク ・リッチで芳醇な果実感 ・落ち着いたスモーキーさ ・白州の特徴である森林を想わせる清涼感 |
受賞経歴はこちらです
- 2018年 ISC最高賞トロフィー、WWAワールドベスト・シングルモルトウイスキー
- 2016〜2017年 ISC金賞
- 2012〜2015年 ISC金賞
- 2012年 ISC最高賞トロフィー
- 2011年 IWSC金賞
- 2010年 ISC金賞
- 2009年 IWSC金賞ベスト・イン・クラス
- 2008年 ISC金賞
最新の情報はこちら
【歴史】白州蒸溜所のあゆみ
サントリー第二の蒸溜所として建設された、南アルプスの森の中に建設された白州蒸溜所。
当時のサントリーは、今でも多くの方が愛飲する『トリス』『オールド』などで快進撃を見せていました。
山崎蒸溜所と全くタイプが異なる蒸溜所として建設された
森林公園をコンセプトにした
サントリー第二の蒸溜所。
建設には、サントリー二代目社長 兼 マスターブレンダーの佐治敬三 氏(鳥井信治郎 氏の次男)が先頭をきっていました。
良い水を求め全国各地を調査し、南アルプスのこの地にたどり着きます。
ミネラルウォーター南アルプス天然水でも分かるとおり、この地は良質な天然水が流れることで有名です。
山崎蒸溜所の近くを流れる水と比べ、硬度が低い軟水なんですよね。
だから重厚な味わいが特徴の山崎と違い、白州の原酒は軽快で柔らかな味わいになります。
定番商品は『白州(ノンヴィンテージ)』『白州18年』『白州25年』の3種類です。
白州18年と25年は、数多くの国際コンペティションで受賞しています。
そして2023年には、50周年を迎えた白州蒸溜所は、今後さらなる飛躍が期待されています。
\ぜひお試しください/